【J1第32節】清水エスパルス戦短評

★J1第32節★

【会場】
IAIスタジアム日本平
(静岡県)
2017年11月18日15:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 2-0 清水エスパルス


【得点】
(札幌)11分 ジェイ
(札幌)39分 ジェイ

20171119220608
20171119220618

☆☆残留目標勝ち点34達成☆☆☆



スタメン・ベンチ・途中交代


20171119220626
20171119220634

札幌のシステムは5-2-3。
CBは右から横山、河合、福森。
ボランチは右から宮澤、荒野の2ボランチ。
WBは右に早坂、左に石川。
3トップは右から兵藤、ジェイ、チャナティップ。

前節スタメンだった菊地は負傷のため河合に。
同じくスタメンだった都倉は前節での途中交代に異議を唱えたため懲罰的にベンチ外。
その代わりに兵藤が3トップに入る。

後半は5-4-1で守りを固めるが、大きなシステム変更はなし。



得点・失点まとめ


【11分・得点シーン】
最終ラインからボールを繋ぎ攻撃を組み立てる札幌。
右サイドから縦パスを入れ荒野が浮き球のボールを前線に送るが清水の選手にクリアされる。
しかしそのこぼれ球を早坂が頭で前線に送ると、そのボールに荒野が反応。
清水の選手との競り合いに勝ち、一度ペナルティエリア前で仕掛けるが無理だと判断したのか、石川が駆け上がっていた左サイドにボールを送る。
そのボールを石川がダイレクトでアーリークロス気味にペナルティエリア内右寄りに送ると、後方から飛び込んできたジェイが、ボール落下点で待ち構えていた清水の選手を吹き飛ばしヘディングをシュートを放つと、ゴールネットに突き刺さりゴール!

【39分・得点シーン】
札幌が清水陣内左サイドからのスローイン。
石川が後方から駆け上がってきていた福森にボールを入れると、そのままドリブルで駆け上がり前方にパスを送ると、石川、兵藤、チャナティップと細かく繋ぎ、チャナティップのドリブルに清水の選手2人が釘付けに。
そのまま仕掛けるが取られてしまい清水がなんとかクリア。
しかしそのボールがスルスルとペナルティエリア内に入ってきていた福森の足元に渡る。
福森は落ち着いてシュート、と思いきやペナルティエリア逆サイドで2人にマークされていたジェイにグラウンダーのパス。
そのパスにいち早く反応したジェイが、清水の2選手のタックルを浴びながらも冷静に左足でネットに押し込みゴール!!



試合のポイントまとめ


この時点で13位の札幌と、14位で残留争いをしている清水エスパルスの、残留を懸けた一戦。
札幌はこの試合勝てば残留決定、という試合でしたが、

見事完勝して自力で残留決定!!!

あまりの嬉しさに興奮しすぎて冷静に記事が書けるようになるまで時間がかかりました。
この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:自力で決めたい札幌、誤った札幌対策をした清水】
この試合、札幌は『自力で、この試合で残留を決めるんだ』という意識がチーム内で統一されていて、試合開始直後から前線からグイグイとプレスを掛けにいきます。
ジェイが中央でしっかり邪魔をし、チャナティップと兵藤がボールのコースを限定し、なんとかボランチに出てきたボールを宮澤と荒野が連動してしっかりプレスを掛けに行ってボールロストを誘う、というここ最近ではなかなか見られなかった連動した、組織的な守備を見せます。
特に兵藤のボールの追い込み方は、都倉のような迫力はないものの、都倉のような無鉄砲さもなく、組織の一員としてボールを誘導する働きをしていました。
その守備によりリズムを作り試合の序盤を支配した札幌。

それに対し清水はどうやらジェイ対策を入念に行っていたようでした。
が!!!

清水が行った札幌対策がことごとく間違っていました。
清水は試合序盤から全員が下がりスペースを消す、まるで引き分け狙いでもしているような守りを固める戦い方をしてきました。
そしてジェイがペナルティエリアの中に入ると、どうやら『2人でジェイ1人を見る』という約束事があったようで、ジェイが入ってくると2人がジェイに寄っていく、という守備をしているようでした。
ただ、このどちらも札幌対策としては間違っています。
前節で他チームに札幌対策をレクチャーした鹿島先生お怒りです。

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まず、守りを固められると福森の活動場所が比較的高い位置に生まれます。
そこからアーリークロスが前線にバンバン上がるため『引いて守る』はイマイチ効果がありません。
さらにジェイは何人に付かれようが基本的に空中戦には勝ってしまうので、ジェイに複数人置いたからと言って抑えられるものではありません。
このあたり、清水の札幌対策は誤っていました。

さらに、清水は引いて守ると言っても前線の選手が厳しくプレスに行くわけではないので、札幌がボールを持って次の行動を選択する余裕まで生まれていました。

札幌の意志と、清水の戦術ミスによって前半最初の15分ぐらいは完全に札幌がゲームを支配。
その流れの中で札幌が先制点を取る事ができました。

この試合の流れ、そして先制点、、、非常に大きなポイントでした。


【ポイント②:清水の決定力の無さ
とは言ってもこの試合、札幌は全時間帯を支配されていたわけではなく、前半の序盤以外はどちらかと言えば清水のペースでした。
試合序盤はボールを持っても強引に中央にボールを預けて前に進めようとしてロストする、という事を繰り返していた清水ですが、失点後から徐々にサイド、特に松原を使ったサイド攻撃にシフト。
こういうタイプの選手に弱い札幌は松原に手を焼き続けます。

しかしこの状況で清水に点を取られなかった事が次のポイントでした。

もちろん、ソンユンの反応の良さ、全員が体を投げ出して守る守備は見応えがありましたが、それ以上に清水の決定力の無さに助けられた部分が非常に大きかった。
清水は前節までの直近5試合で1点しか取れていない、という攻撃陣が絶不調。
この試合でも「これは完全に取られた」という場面が少なくとも2度ありましたが、そのいずれも枠外に外してくれる、という状況でした。

特にゴールでワチャワチャして清水の選手がシュートを放った前半終盤、あそこで失点していたらもしかしたら一気に清水の流れになって逆転していた可能性も捨てきれなかった事を考えると、清水の得点力の無さに大いに助けられた試合でした。


ポイント③:個のレベルアップ】
前回清水と戦った時も勝ちはしましたが、内容的には完敗、という内容でした。
両サイドを蹂躙され、そのサイドをケアしようとして中盤に穴が空いたところに清水の選手が侵入してあわやゴール、という場面を何度となく作られていました。

今回も何度か危ないシーンはありましたが、サイドを蹂躙される、中盤に穴が空く、という場面はあまり見られませんでした。
それは個の力がレベルアップした証拠だと思います。

前回のサイドはマセードと菅でしたが、今回は早坂と石川。
人が入れ替わった事で個の力が増し、サイドをしっかり守る事ができていました(注:松原への対応除く)

そして中盤は荒野の成長、というか気まぐれ確変。
この試合の荒野は、まるで荒野の着ぐるみを被って荒野の声をした稲本だったんじゃないか、というほど気の利いたプレーを随所に見せていました。
守備面では前線やサイドに出張する場面はあったものの、だからと言って前回対戦のようにずっとお留守にする、という事はなくしっかりと宮澤とタッグを組んでいました。
そして攻撃ではボールを持って駆け上がり、さらには今回のチームでジェイと同じぐらい逆サイドを見ていてしっかりサイドチェンジができる、という進化がありました。

これにより、中盤でも清水にやられる事はなく、なんとか試合終了まで持ちこたえる事ができました。
去年からずっと試合をしている清水との試合であるため、余計個々の選手のレベルアップ具合がわかる内容でした。

特に荒野は気合が入ると時折別人のようになるので、今後もこのままの状態で戦ってほしいと思います。
一昨年ぐらいまで宮澤に言っていたような事でした。



個人的MVP


ジェイ選手でしょう。


この試合も2得点。
この試合だけじゃなく後半戦はMVPジェイ、と言っても過言ではありません。
それほど動かないし都倉ほど守備はしませんが、この試合でもしっかりとボールを収めるし散らせるし足技もあるのでチャナティップや兵藤との相性が抜群。
そしてそれほどチャンスがあるわけでもないのに、その少ないチャンスをしっかりとゴールに繋げる能力は素晴らしいです。
この試合も4本のシュートで2得点。
なかなかJ1ではチャンスを作れない札幌にとって、その少ないチャンスを確実にものにできるジェイは、札幌のためにいるような選手です。

残り2試合、このまま行けばチーム得点王は間違いないでしょう。



個人的ワースト選手


無し。

この試合で「ダメだった選手」を挙げるのは野暮ですわ。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①16年ぶり(岡田監督、野々村キャプテン時代以来)のJ1残留決定!!!

②これで心置きなく吹田スタジアム堪能できる!

③菊地がいなくても他の選手がカバーできる、選手層は去年より厚くなったね!

④みんないつものクセでジェイを通り越して左サイドの兵藤にクロス上げてたのは地味にツボ!

⑤真相はわからないけど、とりあえず都倉は坊主になったらいいと思うよ!


こんなところでしょうか。
さて、次回はアウェイでガンバ大阪戦です。

中原の成長をみんなで見届けた上で、ガンバ大阪に勝って長谷川健太監督から中原のトリセツ貰おうぜ!

【J1第31節】鹿島アントラーズ戦短評

★J1第31節★

【会場】
札幌ドーム
(北海道)
2017年10月29日16:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 1-2 鹿島アントラーズ


【得点】
(鹿島)47分 三竿
(札幌)60分 兵藤

(鹿島)70分 金崎

20171029220403
20171029220415

☆☆残留目標勝ち点34達成☆☆☆



スタメン・ベンチ・途中交代


20171029220436
20171029220445

札幌のシステムは5-2-3。
CBは右から菊地、横山、福森。
ボランチは右から宮澤、荒野の2ボランチ。
WBは右に早坂、左に石川。
3トップは右から都倉、ジェイ、チャナティップ。

前節ベンチ外だった兵藤はベンチ入り。

後半、小野を入れて4-3-3へシフト。



得点・失点まとめ


【47分・失点シーン】
後半開始早々から鹿島に攻めこまれ何度となくゴール前に運ばれるがクリアで凌ぐ。
その中、札幌右サイドにボールを展開され、中にクロス。
そのボールがペナルティエリア内の金崎に渡る。
札幌は4人で囲むが金崎からボールを奪えず、福森がなんとか掻き出すが中途半端に空いたエリアにボールがこぼれると、そこに詰めていた三竿が豪快にシュート。
ソンユンが足を伸ばすが届かず失点。

【60分・得点シーン】
札幌が左サイドからのコーナーキックを獲得。
福森がニアサイドにボールを送るがクリアされる。
しかしそのこぼれ球に、変わったばかりの兵藤が反応しエリア外からミドルシュートを打ち込むと、ゴールポストに当たりながらもゴール!

【70分・失点シーン】
鹿島のカウンターを受けるがなんとかクリア。
ボールは鹿島に回収され中盤でボールを受けたレオシルバが縦パス。
それを受けた選手がディフェンスラインの裏に抜け出した金崎にパス。
ボールを受けた金崎が角度のないところからシュートするとソンユンの手をすりぬけ失点。



試合のポイントまとめ


この時点で13位の札幌と、1位の王者鹿島アントラーズとの一戦。
戦前は「アントラーズは3連続アウェイ、しかも水曜日の天皇杯は120分戦っているし最近調子よくないからチャンス」などと言う言説もありましたが、結果は完敗。

この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:鹿島先生による札幌攻略講座:守備編】
この試合は完全に力負け。
清々しいほど力でねじ伏せられた試合。
結果は1点差でしたが、内容的には5点ぐらいの差がある、さすが王者だな、という事を痛感する内容でした。
特に、鹿島はどこぞのチームと違ってしっかりと札幌のストロングポイントを潰す戦い方をしてきた、しかも、それはどこぞのチームと違って自分たちの戦い方を放棄するのではなく、自分たちの戦い方を貫いた上でストロングポイントを潰しにかかる、という手も足も出ない戦い方をされました。

それはまるで「札幌を攻略するにはこうすればいいんだよ」と言わんばかりの戦いぶり。

まずは守備。
札幌のストロングポイントは『ジェイと都倉の高さの暴力』という事に数試合前からなっています。
鹿島はそこを潰しにかかります。
まずは植田をジェイ、昌子を都倉に当て、空中戦時はそれぞれがしっかりマークを外さず競る。
そして競ったボールは必ずSBかボランチがケアする、という基本中の基本を徹底します。

さらに「そもそもクロスが上がらなければ空中戦にならんやん」という、当たり前の事を当たり前に徹底。
札幌の左サイド、福森、石川には常に誰かが対応し、両者にボールが渡りそうになったらそれをカット、できなければ強い圧力でプレス、自由にプレーさせません。
チャナティップについても西が粘り強く対応しこれまた自由にプレーさせない。
これにより、左サイドはほぼ封鎖、クロスを上げる事はかなり困難な状況に持っていかれます。
右サイドもほぼ同じような状況で、主に早坂はプレーがかなり制限されていたため、そもそもクロスが入らない、クロスが入っても屈強なCBが跳ね返し回収する、という鹿島の戦い方に札幌はまんまとハメられた状態でした。

ジェイと都倉を完全に抑えるチームはなかなかないですが、今回はその中でも数少ない対応できるチームに完全に対応されてしまった印象です。

本来、サイドがダメなら中央で、という戦い方をすべきなのでしょうが、今日の宮澤、荒野ではそういう戦い方を選択する余裕がなく、いつも通りのプレーに終始してしまった印象です。
札幌としてはもっと攻撃のバリエーションを増やす必要があるでしょうね。

兵藤が先発ならもうちょっと違っていたのかなぁ。。。


【ポイント②:鹿島先生による札幌攻略講座:攻撃編
札幌は今回もジェイのみ前線に残し、都倉、チャナティップがボランチの脇に下がるという5-4-1で鹿島の攻撃を迎え撃つ形を選択しました。

それに対し鹿島はボールを回し続けます。
鹿島の最終ラインにはジェイしかつかないため、両SBが上がって最終ラインは2人のCBのみ、という状態で、札幌の右サイドに展開し詰まったら今度は左サイド、それを何度か繰り返す。
そうすると、本来5-4の2ラインで守っている札幌、中盤の4人が徐々にズレはじめます。
特に左サイドから右サイドへ展開された時に都倉が反応しきれず中途半端なポジションを取ってしまっている事が多々あり、それにより最終ラインの早坂が釣りだされ、その背後にボールを運ばれピンチ、という場面が何度もありました。
後半はより顕著で、都倉が金園に替えられたのは、四方田監督が都倉の守備ポジションのルーズさを嫌ったから、というのはあるかもしれません。

札幌は守備組織がまったく連動しておらず、個人能力と勘と経験値に頼る守備であるため(これは去年から変わらず)、何度もサイドチェンジを繰り返されると、それぞれの考えや危機察知能力の差で容易にズレが生じてしまいます。
鹿島はそこを上手く、そして的確についてきました。
「札幌に守備を固められてもこうやって揺さぶり続ければすぐに破たんするよ」と言うぐらい、お手本のような崩され方でした。

ただ、9人で守備組織を固めても容易に裏を取られ失点してしまう、というのはちょっと絶望感が強いです。
来年に向けて、守備はしっかり組織で守れるように準備が必要です。


ポイント③:個と組織の能力の差】
こんな事書くと元も子もないんですけど、J1に来てほぼ初めて『個の能力の差』というものを
見せつけられた試合でした。
しかし、個の能力のみに頼らない『組織』がしっかりとしていて、まるで全員が同じ考えを共有しているかのような連動した動きを常にしていました。
「まるで生き物のよう」とはこの事を言うんだな、と。

鹿島は個人個人が「チャナティップのようなドリブル能力」「都倉のような当たり負けない体」「兵藤のような気の利いたプレイ」ができ、しかも速い。
そしてそれが連動して動き続けるのですから、個の能力に頼り切っている札幌では太刀打ちするのは無理です。
こういうチームに対抗するためには『統一された組織』が必要なんだな、と感じました。


鹿島と「ちゃんと試合ができた」今回、改めて鹿島の強さを実感するとともに、今のサッカーを続ける限りはずっと鹿島にはかなわない、何かしらの変化が必要なんだな、という事を痛感しました。



個人的MVP


チャナティップ選手です。


兵藤も荒野も良かったんですけど、よりチームの助けになっていたのはチャナティップでした。
なかなか前線にボールを運べない中、ボールを持つと必ず時間を作ってチャンスを作ってくれる、これは今回相当助かりました。
チャナティップがいなければ、下手したらシュートはもっと少なかったんじゃないか、と思うほど、攻撃はチャナティップ頼みという状態でした。
ただ、シュートを躊躇するのは相変わらず、、、この辺は早めに変えていってほしいですねぇ。



個人的ワースト選手


都倉選手です。

今回、都倉は途中交代に不満だったそうですが、個人的には前述した通り妥当、という判断です。
守備組織を構築する中で明確な穴を何度も作ってしまい、それにより右サイドを崩される場面が何度となくありました。
また、攻撃面でもいつも以上に判断が遅く、クロスやシュートの場面で無駄に持ってしまい相手に奪われる、という場面が非常に多かった印象です。
都倉は足元の技術がないんだから、ドリブルで仕掛けるなんて無謀な事はせず、思い切ってシュートを打つかクロスを上げるか、どちらかにしてほしいですね。
「都倉ドリブルだーあーやっぱりすぐ取られたー」
という展開はもうそろそろ見飽きました。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①試合前のLEDライト演出はキレイだったね。

②荒野は今日は良く動いてたけど前節のミドルはまぐれだったと証明!

③菊地は今日はめちゃめちゃ頼りになった!

④横山は金崎に負けすぎ!

⑤松尾主審は笛を吹く基準がまったくわからなかった!しっかり見て!見れないなら出てこないで!

⑥鹿島は茨城なのに東京とはこれいかに!「とうきょう しか げきだん」?この前の小笠原と曽ヶ端の芝居の事?

※どうやら東京地区の鹿島サポが出している弾幕だそうです。


こんなところでしょうか。
さて、次回はアウェイで清水エスパルス戦です。

気持ちをしっかり切り替えて清水に勝って残留確定させよう!チョンテセと空中戦合戦しようぜ!

【J1第30節】FC東京戦短評

★J1第30節★

【会場】
味の素スタジアム(東京都)
2017年10月21日16:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 2-1 FC東京


【得点】
(札幌)47分 ジェイ
(札幌)59分 ジェイ

(東京)65分 チャン・ヒョンス

20171021214203
20171021214214

☆☆残留目標勝ち点34達成☆☆☆



スタメン・ベンチ・途中交代


20171021214239
20171021214249

札幌のシステムは5-2-3。
CBは右から菊地、横山、福森。
ボランチは右から宮澤、荒野の2ボランチ。
WBは右に早坂、左に石川。
3トップは右から都倉、ジェイ、チャナティップ。

前節スタメンだった兵藤は太もも負傷のためベンチ外。
代わりにチャナティップがスタメン。
また、ベンチに久々に金園。

後半、稲本を入れて5-3-2へシフト。



得点・失点まとめ


【47分・得点シーン】
センターサークル付近からのフリーキック。
福森がゴール前にロングボールを蹴り込むと、ペナルティエリア内の相手CBとSBの間にポジションを取った都倉がヘディングでゴール正面に落とす。
そのボールをジェイがトラップし下がりながら振りぬくとゴール隅に突き刺さる!

【59分・得点シーン】
センターサークル付近でボールを奪った横山。
ボールを福森に渡すと、左サイド前方に張り出していた石川へ速いパスを送る。
石川がボールを下げると、そこに待っていたのはなぜか都倉。
都倉がアーリークロスをゴール前に送るとジェイがボールを地面に叩きつけるようなヘディングでゴール!!

【65分・失点シーン】
FC東京の札幌左サイドからのコーナーキック。
太田が高めのボールをファーに送ると、都倉がチャン・ヒョンスのマークを外してしまう。
チャン・ヒョンスはフリーでヘディングし失点。



試合のポイントまとめ


この時点で13位の札幌と、優勝争いも残留争いも関係なくなった11位のFC東京との一戦。
今回も引き分けで上出来、と思っていた試合はアウェイ初勝利!

この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:寄せ集めのFC東京】
今回はまず、FC東京の調子の悪さが目に付きました。
個人の能力は圧倒的にFC東京の方が高いのですが、いかんせんチームがバラバラっぽい。
個人技で簡単に札幌の選手を抜く事はできるのですがパスがずれてパスミスの連続。
簡単に札幌がボールを回収する事ができる、そんな状態でした。

また、前線から最終ラインまで、守備は個人の頑張りでやっていて連動してプレスをかけるような場面は多くなく感じました。
それにより札幌は、パスミスによって回収したボールを比較的簡単にゴール前まで運べる状態が続きます。

前半はそれがガッツリとハマり、前半終わってのシュート数、FC東京1本、札幌8本に表れていました。

後半になってもFC東京のバラバラ具合は変わらず、札幌が前線でポジションを替えても誰もついてこない、誰もマークにいかない、そんな状態が続きます。

1点目は都倉がサイドに流れるとCBとSBどっちが見るのか曖昧になりフリーで折り返す事ができました。
2点目も下がった都倉が誰からも圧力をかけられずフリーの状態で「本当に都倉なの?」というものすごく良いクロスを上げ、さらにジェイが圧力ない中、ヘディングする事ができました。

2点とも『FC東京のユルユルさ』によってもたらされたものだと感じました。

終盤はさすがに圧力が増えていきましたが、ユルユル加減自体は変わらず、試合終了。
札幌の出来の良さはもちろんでしたが、それ以上にFC東京のまるで『寄せ集めチーム』のようなユルユル、バラバラさによってもたらされた勝利だったな、という感想を持ちました。


【ポイント②:前線の緩さ
ただし、札幌が完璧だったかというと危ない場面が何度もありました。
その原因は前線の守備の緩さにあります。
前節の柏戦ではジェイを守備から除外し、都倉と兵藤がボランチの脇に入り5-4-1でガッチリと固めて柏のパス回しを防ぎましたが、今回は基本的に5-2-3のまま守備に入っていました。
しかし、相手の3バックに対して都倉、チャナティップの守備の仕方が曖昧で、さらにジェイはいつも通り特に守備をしないので、FC東京の最終ラインに圧力らしい圧力がかからず、そこからパスを何本も通されてしまいます。
FC東京の選手は最終ラインに圧力がかからない事を察知し、ボランチが1枚落ちて最終ラインを4枚で形成、そこからロングフィード一発で危険な場面も作られるようになります。

札幌もようやく前線終盤から5-4-1の陣形になりなんとか対応するようになりましたが、ここで点を取られていたら全然違う結果になっていたでしょう。
試合当初、どういう守備の仕方をするつもりだったのか、疑問です。


ポイント③:結局はジェイ】
この試合、ジェイが放ったシュートは3本。
そのうち2本がゴールネットを揺らす結果となりました。
おそるべき決定力!!!
しかも2本とも決して簡単なものではなく、ジェイ以外だったら得点できなかったであろう、難易度の高いものでした。
つまり、ジェイがいなければこの結果にはならなかったという事になります。

本来は相手が3バックであるなら、都倉を頂点に相手の3バックに圧力をかける戦法を取るはずです。
しかし、守備のマイナス面に目をつむってまでジェイを連続先発し勝ちに行った事が非常に大きなポイントになりました。

四方田監督は相手チームの分析に長けているという評判ながら、比較的「前節活躍した選手をそのまま起用する」監督でもあり、そこらへん矛盾があるのですが、今回はそれが上手く行った形となりました。



個人的MVP


ジェイ選手です。


前述しましたが、ジェイの決定力あっての勝ち点3でした。
まったく守備をしなくても得点を取れば全てが許されます。
札幌は基本的にチャンスの数が少ないのですが、その数少ないチャンスを確実にものに出来るジェイ、札幌にとって本当の意味での救世主です。
今シーズン残り試合もバンバン点を取ってほしいですね。



個人的ワースト選手


都倉選手です。

あえて、ですけどね。
ジェイの全得点をアシストしたのは素晴らしいですが、失点シーンはいただけません。
ボールが入ってくる前に相手を確認しているにもかかわらず、すぐに見失ってしまうという失態。
都倉は今年、コーナーキックで相手についていけずマークを簡単に外してしまい失点、という場面が3,4度あったと思います。
前節柏戦でも失点にはなりませんでしたが1度ありました。
今後もセットプレーでの攻防が何度もありますが、こんなに簡単にマークを外してしまうのはダメです。
しっかりとセットプレーでの守備を見直してほしいと思います。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①雨凄い。。。

②四方田監督、「稲本は3ボランチ慣れてないから2ボランチのまま」と言っていたけど今回とうとう3ボランチに稲本組み込む!

③都倉は決定的なヘディング決めなきゃ!

④元栃木の大久保ってあんなに神セーブ連発するイメージなかった!あれはすごい!

⑤ハリルさん、うちの福森どうでしたか!良いキック蹴りますよ!

⑥祝!残留勝ち点到達!!!まだ確定じゃないけどやっとJ1を楽しめる気がする!



こんなところでしょうか。
さて、次回はホームで鹿島アントラーズ戦です。

J1の舞台で西くんを見られるなんて!勝てる気はしないけど良い試合を!!!

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