【J1第8節】柏レイソル戦短評

★J1第8節★

【会場】
三協フロンテア柏スタジアム
(千葉県)
2018年4月14日14:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 2-1 柏レイソル


【得点】
(柏)9分 亀川
(札幌)13分 宮吉
(札幌)87分 都倉

20180415153451
20180415153513

J1残留まであと:勝ち点20(6勝2分相当)



スタメン・ベンチ・途中交代


20180415153526
20180415153542

札幌のシステムは3-4-2-1。
CBは右から進藤、ミンテ、石川。
ボランチは右から荒野、兵藤の2ボランチ。
WBは右に駒井、左に菅。
2シャドーは右に三好、左に宮吉。
1トップは都倉。

連戦、かつ、福森、宮澤、チャナティップが負傷のため、石川、兵藤、宮吉がスタメン。
石川、宮吉はスタメンでは今季リーグ初出場。
試合途中、三好に替わってヘイスが入った事により、都倉がシャドーの位置に下がったが、今回も大幅なシステム変更はなし。



得点・失点まとめ


【9分・失点シーン】
札幌ペナルティエリア前中央で起点を作られ、札幌右サイドで待ち構えていた柏の亀川にパス。
亀川はボールを受け取るとジリジリとペナルティエリア横から侵入を試みる。
縦に抜く素振りを見せると駒井の足が滑り、そのままペナルティエリアに侵入した亀川があまり角度のない場所からシュート。
ボールはかすかに進藤の足に当たりソンユンの上を抜けゴールの中に。


【13分・得点シーン】
柏のエリア奥深くから札幌のスローイン。
駒井が入れたボールを兵藤が受け取り、駒井、進藤、駒井、兵藤、とボールを回し右サイドで様子をうかがう。
兵藤からサイドライン際の三好にボールが渡ると、少しだけマイナス方向に動きゴール前にクロスを入れる。
ボールは都倉を越え宮吉の元へ。
宮吉は柏のDFの前に体を入れながらヘディングすると、ボールはゴール左隅に突き刺さりゴール!



【87分・得点シーン】
札幌ゴール前で柏の攻撃を稲本がストップ。
そのまま持ち上がり柏の選手を引きつけ、中央でフリーになっている駒井にパス。
駒井もドリブルで持ち上がり敵陣に侵入、左サイドで待っている都倉へパス。
都倉がドリブルで駆け上がり、ペナルティエリア内に入っていたジュリーニョめがけてクロスを上げるが合わず、ボールが流れ三好の元へ。
三好は柏の選手4人を引きつけてからゴール正面にクロスを送ると、正面にいるジュリーニョの頭上を越え、ゴール左隅にいた都倉の元へ。
都倉が柏の選手との競りあいに勝ちヘディングでシュートをすると、ボールは地面に叩きつけられながらゴール右隅に決まる。劇的ゴール!!




試合のポイントまとめ


去年は厚別では圧勝したものの、アウェイでは苦手意識のある柏との一戦は、都倉のヘディングで劇的勝利!

この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:ミシャ式対策とアンカーシステム】
前半、札幌はずっと攻められ続けました。
体感的には一番支配率が悪かったのではないでしょうか。

原因は柏の「ミシャ式対策」と「アンカーシステム」
札幌はボールを持つと後方からのビルドアップを始めようとします。
これに伴い徐々にシステムが5-2-3から4-1-5に変化していくのですが、柏はシステムが変化する前、最終ラインがボールを持った直後から最終ラインにプレスを掛け始めます。
しかも、2トップ+どちらかのインサイドハーフが上がって3トップ気味に最終ラインにプレス、さらにはもう片方のインサイドハーフ+アンカーがボランチにプレスをかけるため、そもそもボール運びがまだ拙い、そして福森がいない札幌の3バックはパニック状態。
全然前にボールを運べず、ソンユンに戻して大きく前に蹴りだすか、ミンテがパスミスをして札幌のターンが終わり。
せっかく苦労してボールを奪ったのに数十秒で奪われ柏のターン、の連続でした。
柏はしっかりミシャ式予習してきたな、という、教科書通りの対策に手も足も出ませんでした。
ここ最近は「ミシャ式?なにそれ美味しいの?(by大岩)」や「ミシャ式?じぶんたちのさっかーをやるだけ(by風間)」だったり「とりあえず走れや(byキジェ)」だったので、「札幌のミシャ式上手く行ってるな」と思いがちでしたが、しっかり対策を取られるとやはりまだまだですね。

それでも、奪われてもすぐに奪い返されれば攻守の切り替えの早さでもう少し戦えたのでしょうが、前半は柏のアンカーシステムにも手を焼きずっと柏のターンが続きました。
柏が最終ラインでボールを持つと、札幌は5-4-1になるのですが、ワントップの脇には常に柏のアンカー大谷が顔を出してボールを引き出します。

この時に札幌は、誰が大谷を見るのかまったく整理されておらず、ここから前線に一気にボールを出され、受けた江坂がボールをサイドに散らし、そこからゴールを脅かされる、という展開が続きます。
守備時にどこで奪うか、誰がどこを見るか、という事がまったく整理されていないため、ずっと受けに回り続けるしかない展開。
よく1失点で済んだな、というのが正直な感想です。

前半だけの印象なら、柏の下平監督の「この結果は納得いかない」というコメントも納得です。


【ポイント②:柏の改悪
なんとか1対1で終え後半を迎えると、両者とも戦い方を改変してきます。
まずは柏。
柏は意図が不明ですが、前半あれだけ積極的に行っていた前線のプレスを止めてしまいます。
連戦のため省エネモードに入ったのか、選手が勝手に止めてしまったのかは不明ですが、札幌が最終ラインでボールを持ってもプレスがこないため、余裕を持ってボール回しを行えます。
ボール回しに余裕が出たら攻撃に迫力が増してくるのが札幌。
サイドにボールを入れると駒井や三好がボールを運び、主に右サイドから崩し続ける札幌。
逆に後手に回り始めると、アンカーシステムの「大谷がシャドー2人を見なければいけない」というデメリットが目立ち始めます。
特に宮吉はこのスペースを有効活用しようという動きを見せると、柏はインサイドハーフが徐々に下がり始め、すると2トップが孤立して攻撃が続かない、という悪循環に。
このため、後半はほぼ札幌のターン。

柏のこの改悪とも言える変更は札幌にとってとてもありがたい改変でした。
この改悪がなければずっと柏のターンで、もちろんずっとプレスを掛け続ける事はできなかったとしても、後半途中まで続けられれば札幌の選手の足が確実に止まっていたはずです。

逆転劇の大きなポイントになりました。


【ポイント③:最後は高さの暴力】
去年の厚別での試合の印象から「空中戦に弱いのかな?」というイメージがありますが、もしかしたら柏の選手にも同じ印象があったのかもしれません。
特に中山と中谷にはトラウマのようなものもあったのかも。。。?

1点目、柏の選手は明らかに都倉を警戒していて、それほど小柄でもない宮吉をフリーにしていてヘディングから得点。

その後も空中戦では圧倒的に優位に進める中、ジュリーニョ投入。
ジュリーニョは決して空中戦での競り合い、そしてヘディングが得意な選手ではありませんが、都倉と同じようなサイズの選手が前線に入るだけで、柏の選手は嫌がり警戒し始めます。

そんな中での都倉の得点シーン。
中央にジュリーニョが入ると、ジュリーニョにぺったりと付く柏のディフェンス。
その状態で都倉が柏のSBとの競り合いに持ち込み勝つ、という、一昨年からの空中戦必勝パターン、、、さらに言えば去年の厚別での柏戦で何度も見た光景でゴールを奪い勝利を得る事ができました。

パスを織り交ぜながらも最後は『高さの暴力』で殴るという、このパターン。
これはなかなか強いですねぇ。

そしてこれでまた、柏は札幌の空中戦に対する苦手意識が増した事でしょう。
同じリーグで戦う以上、こういう苦手意識を植え付けていくのって大事ですよね。


劇的勝利でした!!!



個人的MVP


三好選手です。


宮吉や都倉のゴールは見事ですが、その全てを演出したのが三好のクロス。
三好はシュート精度は絶望的に悪いですが、クロスの精度は試合を追うごとに良くなっていますよね。

この試合でも、宮吉へのクロスは狙ってあそこに上げたと語っていますし、都倉へのクロスも、あれはわざとジュリーニョを越えて都倉へ上げたんでしょうね。
マークがきつい中、あの精度でクロスを上げられる技術は凄いです。

この2つのクロスがなければ勝つことはできなかったのですから、今回のMVPは三好です。



個人的ワースト選手


荒野選手。

ちゃんとミーティング聞いてる???
と聞いてみたくなるほど、フリーダムに動きますよね。
この試合でも、守備時に勝手に自分のポジションを放棄しボールに釣られ穴を作る動きを何度も行い、さらには兵藤と荒野の中での守り事も放棄、ボランチ2人が同じ動きをしている場面が目立ちました。

荒野のこの自由奔放な動きでも、宮澤のような「尻ぬぐい」役、そして臨機応変に役回りを変えられる選手がいればいいのですが、兵藤のように、宮澤より守備で自信のない選手と組むと、一気に荒野のデメリットが目立ちます。

こういう面では駒井の方がボランチの動きをわかってます。

今の札幌はボランチに絶望的に選手がいないため荒野がスタメンで出場できていますが、ボランチの層が厚くなれば荒野の出番はあっという間になくなります。
これは数年前からの課題ですが、もっと自分で気付いて直していってほしいですね。

今回の荒野の動きはとても不安だし不満でした。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①宮吉初スタメンでゴール!もってるなぁ!!!

②都倉ってこういう劇的ゴール決める時の決定力ハンパないよね!

③駒井、今回はボランチでも上手くプレーしてたなぁ!

④菅、今回は勝負してた!

⑤宮澤の不在は痛いなぁと改めて思ったから早く帰ってきて!

⑥ジュリーニョはこれからだね!


こんなところでしょうか。
さて、次節もアウェイで浦和戦。

ミシャがめっちゃ煽ってたし相当気合入ってそう!しっかり勝って厚別開幕を迎えようぜ!

【J1第7節】湘南ベルマーレ戦短評

★J1第7節★

【会場】
札幌ドーム
(北海道)
2018年4月11日19:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 1-0 湘南ベルマーレ


【得点】
(札幌)90分+1 都倉

20180412223812
20180412223829

J1残留まであと:勝ち点23(7勝2分相当)



スタメン・ベンチ・途中交代


20180412223840
20180412223849

札幌のシステムは3-4-2-1。
CBは右から進藤、ミンテ、福森。
ボランチは右から荒野、宮澤の2ボランチ。
WBは右に駒井、左に菅。
2シャドーは右に三好、左にチャナティップ。
1トップは都倉。

連戦であるためある程度スタメンを変更してくるかと予想されていたものの、スタメンは前回同様。
試合途中、三好に替わってヘイスが入った事により、都倉がシャドーの位置に下がったが、今回も大幅なシステム変更はなし。



得点・失点まとめ


【90分+1・得点シーン】
何度か波状攻撃をかける中、札幌右サイドで回収したボールを左サイドへ回すと、福森が敵陣やや中央からゴール前にボールを上げる。
これは都倉と競り合った湘南DFにクリアされるが、その跳ね返りを兵藤が競り勝ちボールは先ほどの競り合いで倒れている都倉の目の前へ。
都倉は素早く起き上がるとすぐにボールを蹴ると、ゴール右隅に入りゴール!



試合のポイントまとめ


J1でもJ2でもすれ違いでなかなか会えず、直接の対戦は2014年以来となった湘南との一戦は、試合内容で圧倒し勝利。

この試合のポイントは2つ。


【ポイント①:5対5】
戦前より、湘南は守備時に5バックで守りを固めるため苦戦するだろうなぁ、、、とは思っていましたが、その通りになりました。
札幌が攻撃時に1トップ+2シャドー+両WBが5トップ気味に並ぶと、湘南は3CB+両WBで並び5バックの形に。
しかも単純に各局面で1対1にするのではなく、札幌の5トップの間に人を並べ、局地的に1対2の構図を作ろうとしているようでした。
ただ、これだと単純に人が足りなくなるのですが、湘南は意図的に菅の位置をフリーにさせているように見えました。
このため札幌は、単純に5トップにボールを入れるだけだとすぐに囲まれボールを奪われる、もしくはプレーの自由度がなくなり攻撃が行き詰まる、そんな状態に陥っていました。

比較的フリーな菅にボールを預け突破口を開こうとしますが、湘南はこれを狙っていたのか、菅にボールが渡ったところ、もしくは菅にボールを入れようとしたところで湘南がボールを奪うという場面がちょいちょい見られました。

ただ、湘南に完全に抑えられたわけではなく、三好や駒井、チャナティップの個人技で湘南の壁をぶち破る事が何度かありました。

とは言っても、前半は5バックで来るとわかっている相手に、特に対策を取る事なく無得点に抑えられた、という印象の強い試合でした。


【ポイント②:5バック対策と間延びする湘南
後半に入って戦い方を変えたのが札幌。
攻撃時の2シャドー、三好とチャナティップのポジションを少し下げました。
ちょうど、最終ラインとボランチの間、もしくはボランチの脇に陣取った三好とチャナティップにボールを集め、ここから攻撃を展開していく事になります。
湘南は三好とチャナティップがポジションを下げても5バックのまま動かず、代わりにボランチが三好とチャナティップを見るような格好になっていました。

この変化、札幌にとってメリットの大きい変化でした。
まずは湘南の中盤が下がった事により、中盤にスペースが空いた事。
湘南は三好とチャナティップにつられて中盤が下がっても前線は下がらないため、中盤に大きなスペースができていました。
さらに、前半に札幌の右サイドを散々困らせた湘南の高橋が守備に追われ、これにより守備のタスクが減った駒井が躍動しはじめます。

この「攻撃イケイケ」状態になったところでヘイスと兵藤を投入。
この2人の投入により、チーム全体の運動量が落ちてもボールを失わずに攻撃を継続する事が可能になりました。

そんな流れの中で、都倉がやっとゴールを決めてくれて勝利。
後半に行った札幌の変化が湘南の守備網を混乱させ、それが勝利に繋がった、大きなポイントでした。


【ポイント③:湘南の得点力不足】
これで3試合連続無失点となりました。
札幌の守備陣が急激に成長したから連続無失点なんだ、、、と言えればいいのですが、鹿島、シャビエルのいない名古屋、そして湘南はどちらかと言うと攻撃に課題のあるチームです。
この試合でも、何度か危ないシーンはありましたが、ことごとく湘南の選手が枠外に飛ばしてくれたために難を逃れた、、、という印象が強いです。
不用意に最終ラインでボールを失うクセは治っておらず、湘南の得点力不足に助けられました。
これがもし柏だったら、、、と思うとちょっと怖いです。

そういう意味では札幌のミシャ式って開幕戦からあまり変わってはいないんですよね。
前節の試合短評記事のコメントに「第1節終わってミシャ式はこれが完成形だって豪語してた人たちはバカでしたね」なんてコメントがありましたが、これはちょっと的外れなんですよね。
ミシャ監督自身も「開幕戦から良い試合はしている」と言っている通り、開幕戦の時点で今年のミシャ式はある意味完成しています。
鹿島戦、名古屋戦で「おっ、やっぱ強いじゃん」という印象になったのは、純正ミシャ式から去年のやり方を取り入れたからです。(ネオ四方田式)

湘南戦は都倉が抑えられていたため純正ミシャ式に近い形になりましたが、そうすると開幕戦と同じような問題点が出てきたわけです。

たぶん『ネオ四方田式』はミシャ監督がかなり妥協した結果だと思うんです、結果を追い求めて。
今、好成績を残していますが、ミシャ監督がどの時点で理想重視に舵を切るか、これが次の札幌のターニングポイントかもしれません。



個人的MVP


宮澤選手です。


都倉選手のゴールも良かったんですけど、それに至るまでの過程の宮澤選手の献身的な動きは特筆すべきものがありました。
前半から、フラフラとポジションを捨てて動き回る荒野をフォローしながら、常にボールに関わるプレーができる位置にいた宮澤。
ボールを受けてパスを出したと同時に前線に駆け上がりボールの受け手となり、ボールが奪われたらほぼファーストディフェンダーのような動きで相手の動きを止める、、、これを前半から惜しみなく行っていました。
後半になっても運動量が落ちる事なく、相手最終ラインの裏を取ったかと思えば、相手のカウンターの目を早々に潰したりと、宮澤がいたことによって助かった場面は何度となくありました。

この連戦、相当キツイと思いますが、四方田監督時代から変わらず今も、札幌にはなくてはならない存在です。



個人的ワースト選手


三好選手。

好不調の波が激しい三好選手。
今回は不調の時期だったようです。
今回の試合では、あまりに簡単にボールをロストする場面が多かったです。
淡白にボールを奪われカウンターを繰り出されていました。
周りに味方がいるのに単騎で突入してあっさりと奪われる様は見ていられませんでした。
このあたり、簡単には奪われない体の入れ方を知っているチャナティップを見本にしてほしいですね。

また、相変わらずシュート精度の低さ。
シュートまで持っていく技術は一流なのに、シュート精度は昔の近藤や石井を見ているような残念さでした。

連戦が続くとすぐ不調になるのかもしれませんが、柏戦では光り輝いてくれる事を信じています。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①小屋主審は相手が両手で押し倒しても反則にしないとか、ちゃんと見てないのかな?

②菅はもうちょっとオフサイドライン見よっ!

③荒野はすぐボールに釣られるんじゃなく、もうちょっと頭使ってプレーして!

④都倉は今日は2点取らなきゃいけない日だったよ!!!

⑤ジェイはどうしたの?大丈夫???

⑥ヘイスも宮吉も今日は良かったね!


こんなところでしょうか。
さて、次節はアウェイで柏戦。

柏みたいなチームの方が戦いやすいよね!去年の厚別の再来と行こう!高さの暴力で殴りまくろ!

【J1第6節】名古屋グランパス戦短評

★J1第6節★

【会場】
札幌ドーム
(北海道)
2018年4月7日14:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 3-0 名古屋グランパス


【得点】
(札幌)26分 進藤
(札幌)69分 都倉
(札幌)73分 O.G.(櫛引)

20180407221136
20180407221152

J1残留まであと:勝ち点26(8勝2分相当)



スタメン・ベンチ・途中交代


20180407221210
20180407221220

札幌のシステムは3-4-2-1。
CBは右から進藤、ミンテ、福森。
ボランチは右から荒野、宮澤の2ボランチ。
WBは右に駒井、左に菅。
2シャドーは右に三好、左にチャナティップ。
1トップは都倉。

深井が負傷のため、ボランチに荒野が入り、ワントップには前節から引き続き都倉がスタメン。
今回は大幅なシステム変更はなし。



得点・失点まとめ


【26分・得点シーン】
札幌左サイドからのコーナーキック。
福森がファーにボールを送ると、待ち構えていた都倉を越え進藤がヘディング。
ボールをしっかりと捉えネットを揺らしゴール!
※なお、前半だけで進藤を狙ったコーナーキックは3回目。

【69分・得点シーン】
ソンユンのキックをジェイが頭で落とし待ち構えていたチャナティップがキープ。
サイドに走り込んでいた菅にボールを渡すと、菅は内に切り込みながら、ディフェンスラインの裏に走り込んでいたジェイにパス。
勢いの弱いパスをなんとかキープしゴールライン際でループパスを逆サイドに送ると、待ち構えていた都倉がバイシクルシュートを放ちゴール!!

【73分・得点シーン】
名古屋の自陣でのパスを菅が飛び出しカット。
こぼれ球をチャナティップが回収し再度菅へ。
菅が左サイドからクロスを送ると、待ち構えていた名古屋の櫛引が足でボールを後ろにすらし、そのままゴールに吸い込まれオウンゴール!!!



試合のポイントまとめ


去年はすれ違いだったため久々の対戦となった名古屋グランパスとの一戦。
どちらもロジックは違えどポゼッション率を高めるサッカーを志向する両者の対戦は札幌の圧勝!!!
3点差ではありましたが、点差以上の圧勝でした。
この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:シャビエルがいないとオタマジャクシ】
名古屋はチームの中心のシャビエルが病気?怪我?でベンチ外。
この試合の最大のポイントはここだったと思います。
シャビエルがいる時の名古屋はシャビエルを中心にえげつない攻撃を繰り広げ、どんなチームとも壮絶な殴り合いを展開していました。
まさにどんな相手をも飲み込もうとするクジラ。
しかし一転、シャビエルがいないとまるでオタマジャクシのように弱々しいチームになるのが名古屋。

試合開始直後から、ボールを保持し攻撃を進める名古屋でしたが、明らかに迷いがありました。
中盤でボールを持っても前線の選手の動き出しが悪く、足元でボールを回すだけであるため、札幌としてはプレスが非常に掛けやすく、だから中盤で奪ってカウンター、そしてコーナーキックの確保、という事が前半25分までに何度もありました。

「いつもならシャビエルがボールを前に進めているんだろうなぁ」という場面でシャビエルがいないため、誰もボールを前に進められずカウンターを受けるだけの名古屋。
まったく前にボールが入らないからか、前線のジョーが早い段階でボランチの位置に降り、ボールを前に運ぶ役割を担っていました。

さすが能力の高いジョーが攻撃の組み立てに参加すると、名古屋はボールを前に運べるのですが、すると今度は前線に人数がいないためフィニッシュまで持っていけない。
しかしジョーがフィニッシュに加わろうと前線に残っているとボールが前に運ばれないというジレンマ。
前半の早い段階で名古屋の攻撃は手詰まり状態に陥っていて危険なシーンはほぼなし。

その間に札幌は名古屋の最終ラインに激しくプレスを掛け続け、ボールの保持自体もままならなくする状況に追い込み、先ほども書きましたがボールを奪ってカウンターを実施しコーナーキックを確保し、3度目の正直でゴールを奪う、という、たぶん札幌スカウティングチームの狙い通りの試合展開に持ち込むことに成功しました。

試合のスタッツを見ると支配率は名古屋の方が上ですが、数多くの決定機を作ったのは圧倒的に札幌の方が上。
点差以上の圧勝、という印象だったのと同時に、もっと点が入ったな、そんな試合でした。

名古屋はシャビエルの欠場が続くようだと、なかなか厳しいシーズンになりそうですね。


【ポイント②:ネオ四方田式再び
鹿島アントラーズ戦でガッツリとハマッた、ボールを保持し最前線に5人を並べつつ、ロングボールを前線に送りトップの身体能力で得点を奪おうとする、ミシャ式と四方田式をミックスしたような『ネオ四方田式』
今回もこれがガッチリとハマりました。

高い位置でボールを保持し攻撃を試みる名古屋。
しかし前述した通り、名古屋の出来の悪さもあり中盤で札幌がボールを奪う場面が多く、札幌はボールを奪うと基本的に名古屋のディフェンスラインの裏にボールを出し、都倉や三好、チャナティップを走らせディフェンスラインに圧力を掛け続け、名古屋の陣形を縦に延ばそうとします。
そこでそのままシュートまで持っていければシュートで終わりますし、そうでなければスピードダウンしてWBの上がりを待ち、今度は名古屋のディフェンスラインを横に広げようとします。

すると、その両方に対応しようと名古屋のワシントンが自然と最終ライン近くでのプレーが多くなり、それに引きずられるかのように中盤の選手も守備時は自然と下がってしまい、場面によっては最終ラインに6人が並ぶような状況に。
これは時間が経過するにつれて顕著になっていきます。

名古屋がこういう状況のため、たとえ名古屋がボールを奪っても前へのパスコースの選択肢がないため、札幌としてはとても守りやすい状況。
そして名古屋が無理に攻めて、札幌がボールを奪い、そこから裏に狙ってボールをポンポン放り込む、もしくはWBが上がり5人でディフェンスラインを混乱させる。
名古屋のディフェンスラインはずっと混乱していたように感じました。

今の札幌、『じぶんたちのさっかー』系のチームにとても強いのかもしれませんね。


ポイント③:ジェイ投入で大混乱】
1点差のまま66分に三好に替えてジェイを投入します。
するとただでさえ混乱していた名古屋のディフェンスラインが大混乱に陥ります。
投入直後は名古屋のディフェンスラインに変更はありませんが、投入直後にいきなりジェイがアシストした事によって、名古屋のディフェンスラインは都倉の他にジェイもしっかり見なければ、という意識になり、結果、常時5人、最大6人がディフェンスラインに入る状況に。

さらに、名古屋は佐藤寿人を投入したと同時に、たぶん4バックから3バックに移行したと思うんですけど、それにより名古屋の守備組織が崩壊。
誰がどうやって誰を見るのかわけがわからない状況に陥り、札幌はその間隙を突くように何度もガタガタディフェンスラインの裏で起点を作り、少なくとも3度は決定機を作ります。
そんな混乱の中、櫛引が『まさに恩返し』と言うオウンゴールをしてしまいます。

このオウンゴールあたりから、名古屋の攻撃の脅威はほぼなくなり、この時点でほぼ勝負あり。
数字以上の圧勝劇となりました。

札幌は中断期間明けから、去年までのサッカーと今年のミシャ式を上手く融合しようとしているように感じます。
その結果が1勝1分。
まだ不安は色々ありますが、序盤としては上出来でしょうね。



個人的MVP


進藤選手です。


見事な先制ゴールでチームを勢いづけ、さらに守備ではジョーに空中戦でほぼ負けなし。
しっかりと抑え込みました。
今日はジョーをどうやって抑えるかがポイントの一つだったので、進藤の活躍は大きいですね。

今日の進藤は自信を持ってプレーをしている印象が強かったです。
ゴール直後のピンチを招くパスミスなど、ミスも多い選手ですが、前線への抜け出しなど攻撃でも力を発揮しつつある進藤。
もし今シーズン、コンスタントに出場できるようなら、かなりの戦力になる予感があります。



個人的ワースト選手


荒野選手。

久々のスタメンだった荒野でしたが、深井との差を見せつけられた、そんな試合だったと思います。
とにかく判断が遅いため、中盤でボールが回っていかない。
さらに無理に縦パスを通そうとして中盤でパスミスを連発。

守備面でも、一度アタックするとプレーを止めてしまう癖は去年同様。
さらにポジションを無邪気に捨ててしまうため、そのお世話に宮澤が駆り出されるという状況。
「荒野は無難にプレーしていたな」という時の裏には宮澤のお世話が必ずあるので、荒野は宮澤以外と組むと中盤が崩壊してしまいます。

もう少し状況を判断してプレーする癖をつけないと、そろそろ出番がなくなってくると思います。
運動量豊富、だけでは今後難しいでしょうねぇ。。。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①ミンテもジョーをしっかり抑えてたね!

②チャナティップの献身的なプレーには助けられまくり!チャナティップなしの攻撃は考えられない!

③三好はもう少し周りを見てプレーして欲しいなぁ。。。

④都倉は今日は3点取らなきゃいけない日だったよ!!!

⑤ジェイもあれは決めなきゃダメでしょ!!!

⑥池内主審は池内らしさ全開だった。。。

⑦高さの暴力最高!!!


こんなところでしょうか。
さて、次節もホームで湘南戦。

今の札幌って湘南みたいなチームに弱そうだけど、しっかり勝つよ!!!
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ