【J1第26節】ヴィッセル神戸戦短評

★J1第26節★

【会場】
神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(兵庫県)
2017年9月16日19:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 0-2 ヴィッセル神戸


【得点】
(神戸)4分 田中
(神戸)22分 渡部

20170916211105
20170916211118

J1残留のために:あと【2勝2分4敗】



スタメン・ベンチ・途中交代


20170916211127
20170916211136


札幌のシステムは5-2-3。
CBは右から横山、河合、福森。
ボランチは右から宮澤、兵藤の2ボランチ。
WBは右に早坂、左に石川。
3トップは右からヘイス、都倉、チャナティップ。
この試合から稲本が復帰、ベンチ入り。

後半、小野、菅を投入し、4-4-2に変更。



得点・失点まとめ


【4分・失点シーン】
中盤でボールを回され神戸のポドルスキにフリーでボールを持たせてしまいエリア外からシュートを打たれてしまう。
ソンユンがボールを弾くが、弾いたボールを河合より先に神戸の田中順也が拾いシュートを打たれ失点。

【22分・失点シーン】
神戸のコーナーキック。
ゴール前で都倉がマークしていた選手を見失い、その選手がフリーでヘディングし失点。。



試合のポイントまとめ


この時点で15位の札幌と、ポドルスキ加入後も調子が上がらずいつの間にか下位にいる神戸の一戦。
相変わらずアウェイでは勝てない、惜しいところまでは行くけど点差が開いていく、そんな試合でした。

この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:ミス連続で失点しまくり】
この試合は早い時間帯にポンポンと簡単に失点してしまった事が全てでした。
どちらも普通にやっていれば防げたもの。
「あれは失点しても仕方ない」という失点はありませんでした。

1点目はソンユンと河合のミス。
ポドルスキのシュートを前に弾いてしまったソンユンのミスもありましたが、より大きいミスを犯したのが河合。
ポドルスキのシュートの時点で田中順也を意識しすぎてソンユンのほぼ真正面という位置取り。
それにもかかわらず、ソンユンが弾いた時に反応できず田中順也に拾われてしまうという反応の悪さ。
ソンユンが真正面に弾かなければ起きなかった失点ではありますが、もしあの時河合がもっと前に位置取りしていればオフサイド、もしちゃんと反応していたらクリアできていたシーンでした。
ぼんやりしていた、と言われても仕方のないミスの連続による失点。

2点目は都倉のミス。
ブロックされる事はわかっていながら、されるがままにブロックされマークした選手をフリーにしてしまい失点。
ここまで簡単にはがされてしまったら、そりゃ失点するでしょ、というシーンでした。
ダゾンでは解説が「ゾーンディフェンスだとこういう事が起きる」と言っていましたが、道内放送のTVHで解説を務めた荒野選手によれば「マンマーク」だったそうなので、マークを簡単に外してしまった都倉の安易さはダメです。

せっかく良いリズムで攻撃ができており、しかも『あと少しでゴール』という場面を何度も作りながら、どちらも安易なミスで失点。
自分たちで試合を難しくしてしまいました。

もしこの2失点がなければ、勝ち点を得られた可能性が大きかっただけに、大きなポイントでした。


【ポイント②:4バック相手に同じ戦い方
札幌の2連勝の相手、仙台、磐田はいずれも3バックのチームでした。
しかも両方ともサイドからの攻撃を主体として中央をあまり使わないチーム。
しかし神戸は4バック、しかも中央をまともに使ってくるチーム。

にもかかわらず札幌は、2連勝した時と同じシステムである5-2-3でした。
このシステムは2ボランチになるのでボランチの脇を使われ放題使われ、そこから攻撃を組み立てられるという欠陥を持っており、それは去年からずっと改善していないものでした。

この試合でもそれが頻発していて、特にポドルスキにその場所を使われズルズルと下がってしまうという状態が続きました。
何度もコーナーキックを与え結局は失点をしてしまったのも、その場所を使われてしまったから。

いくら兵藤と宮澤が運動量があると言っても、ピッチの端から端までを2人で守るというのは到底無理です。
途中からチャナティップが下がってボランチの穴を埋める、という作業をしていましたが、応急処置に過ぎず。。。
また、WBが上がって中盤を4人で守る仕組みができれば良かったのですが、神戸はサイドを2人で攻めてくるためWBはズルズルと下がるだけになってしまいました。

試合開始前は「ひょっとして最初から5-4-1で行くのか?」とも思いましたが、そうでもなく。。。
結局試合が終わるまで、札幌は神戸相手にどう守るのか、意識が見えないまま終わってしまった印象です。

確かに攻撃ではギャップを作れるため5-2-3は有効なのかもしれませんが、でもまさか神戸相手に殴り勝つつもりでもなかったでしょうし。。。
2年間まったく改善していない今の戦い方、、、今後も劇的に改善をする事はないでしょうし、チームとしてどうやって戦うか整理しないままでは4バック相手には苦戦、というか敗戦は必至でしょうね。


ポイント③:間延びしすぎた布陣】
そんな感じで中盤を使われ放題使われ、両WBはサイドに対応するため5バック化が常態化、という状況でした。
そして最終ラインの真ん中は河合。
当然の事ながら最終ラインは下がり放題
どんどん間延びしていきます。

さらにこの試合、チーム的には高い位置からボールを奪う事を決めていたのか、前線はかなり高い位置でプレッシャーをかけに行きます。
これによりさらに前後に間延び。
この状態で中盤は2人なのですから、せっかくボールを奪っても拾われ続け神戸の攻撃ターンがなかなか終わらない状況が続きます。

この試合、唯一の救いは一度札幌が攻撃に入ってしまえば、今度は神戸が同じ状態になるため、札幌の攻撃ターンも長かった事。
しっかり組織で守備しているチームであれば、防戦一方、2点だけで終わらなかっただろうな、、、という嫌な想像がよぎりました。



個人的MVP


チャナティップ選手です。


今回、攻守に渡って目立っていたのはチャナティップでした。
攻撃ではボールの収めどころになっていて、神戸の守備陣に囲まれても奪われず攻撃態勢を整える時間を作っていて、さらにゴール前では唯一、ミドルシュートの意識がありました。
チャナティップがボールを触り、そこにヘイスが絡んだ時にチャンスが生まれている、という状況でした。
守備面でもボランチの脇を使われまくる状態を見てケアをしに戻り、何度かボールを奪う守備を行っていました。

敗戦の中でもチャナティップのクオリティは際立っており、チャナティップがいなければもっと苦しい試合だっただろう、と見ています。



個人的ワースト選手


都倉選手です。

神戸の選手との競り合いに勝てずハンドと無意味なファールを繰り返し、さらにコーナーキックの際には軽くマークを外してしまい、ほとんど何もできないまま前半のみで交代でした。
チームの力にまったくなれていない状況にはガッカリしました。

何も言う事がないほど、何もできない試合でした。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①とにかく風雨が凄かった!

②ポドルスキ上手いけどシュート枠に行かないのね!

③チャナティップ、ヘイス、ジェイがパス回しに絡むとそれだけでチャンスになりそう!

④菅を入れて何をしたかったんだろう。。。?

⑤稲本がベンチ入り!終盤で稲本復帰は大きいよ!!!



こんなところでしょうか。
さて、次回はホームで新潟戦です。

最下位の新潟相手!しかもホーム!残り2勝が必要な状況!絶対に勝たなければいけない相手!!!絶対に勝つ!勝つ!勝つ!!!

【J1第25節】ジュビロ磐田戦短評

★J1第25節★

【会場】
札幌ドーム(北海道)
2017年9月9日13:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 2-1 ジュビロ磐田


【得点】
(磐田)28分 川又
(札幌)40分 都倉
(札幌)84分 ヘイス

20170910205449
20170910205506

J1残留のために:あと【2勝2分5敗】



スタメン・ベンチ・途中交代


20170910205515
20170910205526

札幌のシステムは5-2-3。
CBは右から横山、河合、福森。
ボランチは右から宮澤、兵藤の2ボランチ。
WBは右に早坂、左に石川。
3トップは右からヘイス、都倉、チャナティップ。
この試合から横山が復帰。

後半、小野を投入すると、兵藤を中央、左右に小野とチャナティップにし、ジェイとヘイスの2トップに変更。



得点・失点まとめ


【28分・失点シーン】
磐田のゴールキック。
ハーフラインを超えたボールを磐田のアダイウトンがトラップし川又へ。
川又がキープしつつ前線に走り込んでいたアダイウトンへパスをすると、遅れた横山の足がアダイウトンに当たり、さらに後ろから宮澤が引っ掛けてしまう形となりPKの判定。
PKを川又が落ち着いて決め失点。

【40分・得点シーン】
ハーフラインあたりでパスを受けた早坂がドリブルで右サイドを駆け上がり前線にアーリークロスを送ろうとする。
そのボールが磐田の選手の顔面を直撃し倒れる。
こぼれたボールを宮澤が拾い、フリーの早坂へ。
早坂がドリブルでペナルティエリアの横まで駆け上がり、磐田の選手がやってくる前にグラウンダーのクロスを送る。
ボールはディフェンスラインの裏に入り、ニアに走っていたヘイスには合わなかったが、ファーに走り込んでいた都倉が一瞬のスピードで磐田のDF2人を置き去りにしてクロスに合わせゴール!

【84分・得点シーン】
右サイドで小野を中心にボールを回していた札幌。
中盤でボール回しに絡んでいたジェイが一気にサイドチェンジのパスを送る。
左サイドで走り込んでいた福森がなんとか追いつき、中に入っていた石川へパス。
石川は下がり目にいたチャナティップにパスを回すと、チャナティップは小野へ。
小野はワンタッチへサイドに出すと、石川がパスを受けゴール前にグラウンダーのクロスを送る。
そのボールにヘイスが丁寧に合わせゴール!!



試合のポイントまとめ


この時点で15位の札幌と、上位争いをしている、この時点で6位の磐田の一戦。
多くの人が「名波には負ける気がしない」と思っていた通り、点差以上の快勝でした。

この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:調子の悪かった?磐田】
試合を見ていて途中で感じたのは「磐田って本当に上位のチーム?」というもの。
調子が悪かったのか、名波監督が戦後に語っていた『ピッチ状態』によるものなのかわかりませんが、磐田の状況は悪く感じました。
その中で札幌にとってプラスに働いたのが2点。

まずプレスをかけてこない
磐田は決まり事なのかわかりませんが、川俣やアダイウトンがプレスをかけてくる事はほぼなく、そのため札幌は90分を通して最終ラインで余裕を持ってボールを保持する事ができました。
河合ですらボール回しに参加できたのですから、なかなかな事です。
これにより最終ラインでタメを作る事ができ、そこから攻撃をしっかりと組み立て、もしくは福森が狙いすまして最前線にボールを供給する事ができました。

次に走らない攻撃
磐田がボールを持つとどれだけ猛攻に晒されるのだろう、と覚悟していましたが、それほどではありませんでした。
磐田の攻撃で脅威だと感じたのは、PKの起因ともなったアダイウトンの飛び出しぐらい。
それ以外の攻撃は最終ラインやサイドでボールを回す程度。
前線の川又やアダイウトンは基本的にあまり走らないため、河合や横山がマッチアップしやすく、さらに戦術なのかわかりませんが、中村俊輔がボールを貰いに下がると中央に誰もいなくなるという事象が起きていました。
たまに川又がボールを受けに中盤に下がると今度は前線に誰もいないため攻撃が止まってしまっているようにも見えました。
基本的に誰も走らないので、札幌がハラハラドキドキするような攻撃を受ける事はありませんでした。
結果的に磐田のシュートは6本のみ。
非常に助かりました。

なぜ磐田の選手の動きが悪かったのか、それともこれがいつも通りだったのかは不明ですが、札幌にとって非常に戦いやすい状況だった事は間違いありません。


【ポイント②:球際が強かった札幌
この試合、目を引いたのが球際の強さ。
スタメンに河合と横山を並べたのは川又とアダイウトンを抑える目的だとわかりましたが、その二人が空中戦で絶対に負けない、絶対に奪い取るという意思を試合開始直後から見せていました。
それに触発されたかどうかはわかりませんが、他の選手も『ボールを奪いきる』という意識が徹底されていました。
戦術的に進歩してるのかな?と感じたのは、磐田の選手がボールを持った時、多くの場面で2,3人で囲み奪いきっていた事でした。
基本的な事でありながら、なかなかできていなかった札幌。
しかしこの試合、少なくとも80分ぐらいまではその意識、守備戦術が徹底されていたように思います。

これ、たぶん前回対戦の成功体験が関係しているんじゃないかな、と感じています。
前回対戦時、最終的には2-2の引き分けに終わりましたが、早いうちに2点を奪った試合でもありました。
その要因の1つは『素早いプレスに磐田がパスミスを連発していた』という事。
プレスをかけるたびにパスミスを繰り返し、それが得点に繋がった成功体験。
その記憶が札幌の選手を奮起させ、いつも個人任せに見える守備がキレイに統一されていたんじゃないか、と思っています。

さらにそれが個人個人の頑張り、球際の強さを生み出していたのではないか、と感じます。

それほどに今回の試合、いつも以上に球際の強さ、空中戦の強さが目立ちました。
この強さを残り全試合で発揮し続ければ、残留は確実になるでしょう。


ポイント③:安定したサイド】
石川が左WBに入り守備面で安定し始めた札幌ですが、右サイドに横山が入る事によって左右ともに安定感が増しました。

左サイドでは前節同様、石川が守備面で貢献する事によって、福森が安心して前に行ける環境が整い、攻守ともにバランスが取れた状態。
右サイドでは最終ラインに横山が入り、早坂と横山で右サイドからの侵入を防ぐという守備面でかなり安定した戦い方が出来ていました。

磐田は中央に人がおらずサイドから攻撃をかける状態でしたが、両サイドともに石川と横山効果で安定し、サイドを完全封鎖する事に成功していました。

これが試合に大きな影響を与える事になります。
サイドが安定し守備力が向上したため、両WBが不必要に5バック化する必要がなくなり、この試合では攻め続けられた場面を除いて両WBは比較的高い位置を保っていました。
両WBが高い位置を保つと、攻撃面では両WBが攻撃参加できるタイミングが早まりパスコースが増え、流動的な攻撃を何回か見る事が出来ました。
さらに守備面でも、両WBが高い位置からプレスをかけられるので、そこで奪い取ってカウンター、という場面も何度も見る事ができました。

最初、福森、河合、横山、という並びを見た時「大丈夫かな?」という不安の方が大きかったですが、守備面での安定感が増した結果には、全裸土下座です。

ただ、河合、横山の最終ラインは何度もアダイウトンに振り切られる場面があり、さらに河合は試合中相当キツそうにしていたので、このままの布陣で最終節まで、、、は無いでしょうねぇ。。。



個人的MVP


兵藤選手です。


今回はヘイスも良かったし横山も良かったし石川も良かったしチャナティップも当然良かったし迷いましたが兵藤選手です。
今節もボランチの一角としての起用でしたが、どうも中村俊輔をマンマークするような役割を担っていたような立ち位置でした。
その役割を100%こなし、中村俊輔に前線でほとんど仕事をさせず、何なら中村俊輔を『ボールの奪いどころ』としていたようなフシがあります。
結果、何度もボールを奪い中村俊輔を後方に追いやる事に成功し、さらにマッチアップする事が多かった川辺も宮澤や石川と連携してほとんど仕事をさせませんでした。

磐田の調子が悪かったのは確かだと思いますが、兵藤のこの活躍がなければ決定的なピンチが何度もあったはずです。

しかも、守備だけではなくボールを奪い取った後は攻撃参加を繰り返し、チームを助ける働きをしっかりとこなしていました。
いつも目立たないながらも重要な働きをしてくれる兵藤ですが、この試合は兵藤の活躍なくして勝利は無かったと思います。

とにかく怪我なく、最終節まで走り続けてほしいな、と思います。



個人的ワースト選手


四方田監督です。

逆転ゴールは投入直後の小野選手から出ました。
それにより「宮澤⇒小野」の交代策を『名采配』と言う風潮がありますが、それはちょっとどうかな、という事で四方田監督がワーストです。

この交代の前には都倉に替えてジェイを投入しています。
試合後、「ヘイスに替えてジェイという選択肢もあったのでは?」という質問に「ヘイスの調子が良かったから」という答えを言っています。
この発言から『得点を取れそうな選手を並べる』という意図が見えます。

その後、宮澤に替えて小野投入。
宮澤が限界に来ていたようですが、それにしても守備を捨てて攻撃の駒を投入というのは大博打です。
これで得点を奪えたから良かったですが、守備を完全に無視、と言う采配には疑問符が付きます。
今回は磐田の調子の悪さもあって勝利しましたが、守備バランスが崩れ一気に劣勢に立たされる可能性もありました。

リスクを無視した今回の采配を問題視し、四方田監督がワーストです。
ま、結果的に勝てば良いっちゃ良いんですけどね。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①名波監督は「ピッチ悪い」言ってるけど、札幌ドームは経験済みでしょ!

②チャナティップのあのキープ力はいつも惚れる!

③J1で2番目に失点少ない磐田から2得点は自信になる!

④ヘイスが3試合連続得点!バルデス、ウィル、ダヴィに続き4人目!

⑤今村義朗主審は「素人かよ」というぐらい平等に酷かった!J1レベルじゃない!



こんなところでしょうか。
さて、次回はアウェイで神戸戦です。

今の神戸なら絶対に勝ち点奪える!ここで勝ち点取れるか取れないかが最終節に響いてくるから必ず勝ち点奪うよ!!!

【J1第24節】ベガルタ仙台戦短評

★J1第24節★

【会場】
札幌厚別公園競技場(北海道)
2017年8月26日14:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 1-0 ベガルタ仙台


【得点】
(札幌)53分 ヘイス


20170827195953
20170827200004

J1残留のために:あと【3勝2分5敗】



スタメン・ベンチ・途中交代



20170827200013
20170827200022

札幌のシステムは5-2-3。
CBは右から菊地、河合、福森。
ボランチは右から宮澤、兵藤の2ボランチ。
WBは右に早坂、左に新加入の石川。
3トップは右からヘイス、都倉、チャナティップ。

宮澤が久々に復活。
今回は基本システムは変更せず。



得点・失点まとめ


【53分・得点シーン】
右サイドから攻撃を仕掛けていた札幌。
しかしスペースがないため菊地が中央の宮澤へパス。
宮澤は左サイドの兵藤にボールを預けると、石川が走って空いていたスペースを駆け上がりクロスを上げると、ニアにいたヘイスが頭で合わせる。
ボールは相手GKの手を弾いてゴール!



試合のポイントまとめ


この時点で15位の札幌と、残留争いから少し抜け出そうとしている仙台の一戦。
札幌としては絶対に勝たなければいけない試合でしたが、なんとか勝利。

この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:宮澤復活!】
怪我で離脱していた宮澤がこの試合から復帰、スタメンでフル出場しました。
宮澤がいない間、兵藤と荒野が2ボランチを務めていましたが、すぐに自分のポジションを捨てる荒野、それをカバーしたりしなかったりする兵藤、という形で正直上手く行っていませんでした。
特に中盤がちょいちょいスカスカになる、下がりすぎて最終ラインと一体化してしまう、という症状が深刻でした。

しかし、宮澤が復帰し中盤に君臨した事により、5-2-3が劇的に変化しました。
まずは『気の利いた動き』
ピッチ上に発生する空白地帯を察知し、その場を埋めるという、地味だけど重要な仕事を90分間行い続けました。
例えば菊地が倒れた場合は右サイドにサッと入り、河合がたびたび自分のポジションを留守にして飛び出しすぎた場合はそのスペースを埋め、札幌の左サイドでチャナティップが抜かれそうになった場合はスッと左サイドにカバーに入る。

この宮澤の動きによって恩恵を受けたのが攻撃。
兵藤は攻撃時に後顧の憂いなく前線に飛び出す事が可能となり、攻撃のバリエーションが増えました。
さらに、宮澤のカバー、そして左WBに石川が入り守備が安定したため、福森も最近の試合では一番前線に上がる回数が増えました。
結果、札幌の攻撃が単純なものではなくなり、都倉が抑えられても他の選手だけで攻撃が完結できる、良い環境が生まれました。

去年から完全に札幌は『宮澤のチーム』となっていましたが、改めて宮澤の重要性、替えの効かなさ、そして四方田さんは宮澤がいてもいなくても、宮澤の働きを前提にチームを組んでいたんだな、という事を感じました。
宮澤がいたら、2ボランチでもある程度機能しますもんね。

宮澤が90分間、中盤に君臨して働き続けたのは、この試合の勝利に必須のポイントでした。


【ポイント②:フィットする守備とヘイスと石川
この試合、3トップの守備が比較的フィットしていました。
仙台はビルドアップ時に3バックになり、それに対し札幌の3トップがぴったりとハマり、仙台に後ろからのビルドアップをさせない、ロングボールを蹴らせる守備ができていました。
さらに、仙台はなかなかビルドアップができないため、両サイドが下がり、それに引きずられる形でゴール前で怖さを発揮する野津田が下がり目、さらに本来、野津田がいるべき場所に石原が入るため、仙台の攻撃にあまり怖さがありませんでした。
3トップの守備がちゃんとハマると、守備が一気に楽になるんだ、という事を初めて感じました。

さらに、この守備にヘイスの運動量が加わります。
ヘイスどうしたの?
というぐらい走りまくり、札幌が攻めこまれる時間帯では、たぶん自分の判断で最終ラインまで戻りクリアするなど、前後半何度か、ヘイスの守備でピンチを切り抜ける事ができました。
普段そんなに走らないと思っていたヘイスがこれだけ走ると、チームとしてはとても助かります。
仙台としては、札幌の3トップの守備をくぐり抜けて最終ラインに到達しても、なぜかヘイスが戻って最終ラインに6人いるのですから、これは相当攻め辛かったはずです。

そして石川。
今まで札幌の左サイドは攻撃力はあるけど守備はイマイチ、、、そういう状況でした。
しかし石川が入り初のホーム戦。
菅だったら簡単に抜かれたり振り切られたりしたであろう場面で、石川は行くべき時は行く、コースを切るべき時は切る、非常に良い判断で、さらに福森との連携も前節より良くなり、このサイドでやられる場面が劇的に減りました。

(相手のおかげもあったけど)比較的守備が安定した
この試合の大きなポイントでした。


ポイント③:厚別名物「強風」と新名物「洋芝」】
厚別は相変わらず変な強風が吹いていました。
スタジアムの外ではそこまで強く感じなかった風が、スタジアムに入ると強く感じる、、、そんな状態。
そんな中、札幌は前半、エンドを変えました。
試合後のインタビューで四方田さんが「後半風が止むから風上を取れ」と指示していたようです。
その前半、得点は奪えませんでしたが、ロングボールを多用しチャンスに繋げ、今思えば、それが仙台の選手を前半から走らせ続け、後半、仙台の足が止まる要因だったのかな、と。
そして後半、予報通り風が止み、その中で得点。
最近は厚別の風に泣かされる事が多かったのですが、この試合では厚別名物の強風を味方につける事ができました。

さらに今回、試合後に札幌の選手も仙台の選手も語っていましたが、すぐにボールが止まるピッチだったみたいですね。
ボールが止まりやすいと評判の札幌ドームで普段試合をしている札幌の選手が「すぐボールが止まる」と感じるぐらいですから、仙台の選手にとってみれば、相当にやりにくいコンディションだったのでしょう。
※洋芝かどうかは不明です

両方の選手がよくパスミスするなぁ、、、とは思っていましたが、このピッチ状況が関係していたみたいですね。
実際に札幌のパス成功率67%、仙台も75%とだいぶ低い数字でした。
札幌の選手は厚別で前日練習していたので、後半にはピッチコンディションに慣れてパスがよく回るようになりましたが、仙台の選手がピッチに慣れはじめたのは試合終盤。
ホームアドバンテージをしっかり活かせた試合でした。



個人的MVP


宮澤選手です。


宮澤の活躍ぶりは前述したので割愛しますが、今日の勝利は宮澤抜きにはできなかったでしょう。
さらに宮澤、攻撃でも、例えばフリーキックを得た場面では何度も走り出してクイックスタートを狙ったり(誰も感じてませんでしたが)
前線に何度も飛び出したり、と縦横無尽の活躍ぶり。
しかも復帰初戦で走行距離は両チーム含めて1位の11キロ。
これだけ走る、しかも効果的に動ける。
宮澤は本当に凄い選手になりました。
今シーズン、フル出場してくれれば、希望が見えてきます。そのぐらいの存在になりました。



個人的ワースト選手


都倉選手です。

何回かあった決定機、エースなら決めなきゃダメです。
しかも、仙台の選手1人にかなり手こずりゴール前では無力化され、サイドに流れてもイマイチ効果的な働きをする事ができませんでした。
ポストプレーでもあまり収まらずに簡単に相手ボールになってしまったり、シュートを打てる場面でもボールを持ちすぎて取られたり。
守備でも、試合終盤にはガス欠からか、あまり守備に加わる場面も減り、得点も取りよく走ったヘイスと対照的に、悪い部分だけが目立ってしまいました。

いままでは元気でさえいればスタメンは保証されていましたが、ジェイが加入した今、もっと頑張りもっと結果を出さなければ、ベンチスタートになる試合も近いと思います。

『得点を取ってこそ都倉の存在価値がある』
トラップが下手でもドリブルが下手でもパスが下手でも得点さえ取れればいいんです。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①やっぱり私、、、厚別よりドームが好きだった!

②早坂はWBじゃなく違うポジションで使ってあげたいよね。。。

③交代選手が荒野と菅という絶望感。。。

④ヘイスって実はかなりヘディング上手いよね!!!

⑤河合は飛び出しすぎてサイドまで出ちゃうのほんと止めて!宮澤がいなかったら完全にやられてたよ!!!

⑥上田益也主審は仙台からずんだ餅何キロ貰ったんだ、というぐらい酷かったけど、それ以上にバックスタンド側の副審が酷すぎた!



こんなところでしょうか。
さて、次回は1週間空いてホームで磐田戦です。

仙台に勝っても磐田に勝たなければ意味がない!連勝して残留をグッと引き寄せるよ!!!磐田には不思議と負ける気がしない!!!

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