【J1第15節】ヴィッセル神戸戦短評

★J1第15節★

【会場】
ノエビアスタジアム神戸
(兵庫県)
2018年5月20日17:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 0-4 ヴィッセル神戸

【得点】
(神戸)9分:ウェリントン
(神戸)23分:ウェリントン
(神戸)55分:渡邉
(神戸)87分:渡邉

20180520205254
20180520205308

J1残留まであと:勝ち点8(2勝2分相当)



スタメン・ベンチ・途中交代


20180520205326
20180520205338

札幌のシステムは3-4-2-1。
CBは右から進藤、ミンテ、福森。
ボランチは右から宮澤、深井の2ボランチ。
WBは右に駒井、左に菅。
2シャドーは右に三好、左にチャナティップ。
1トップは都倉。

三好が出場停止明けでスタメン復帰。

後半、ミンテが退場後、4-2-3にシステム変更。
宮澤退場後は4-4に。



得点・失点まとめ


【9分・失点シーン】
札幌左サイドからの神戸のコーナーキック。
ボールはカーブしながらゴール正面に向かうと、ミンテのマークを外していたウェリントンがフリーでヘディング。
叩きつけたボールはソンユンの手をかすめゴールに入り失点。

【22分・失点シーン】
札幌右サイドから札幌のスローイン。
三好がボールを受けるがトラップ際に足を出されウェリントンの元へ。
神戸がボールを回収し札幌右サイドから崩され、マイナスのグラウンダーのクロスを出される。
札幌の選手は全員がボールに向かっていてウェリントンはフリーでシュートを打つと、ボールはネット上部に突き刺さり失点。。

【55分・失点シーン】
札幌が散々決定機を作った直後の神戸のゴールキック。
札幌のペナルティエリア近くに落下したボールをウェリントンがミンテに競り勝ち落とすと、そこに走り込んでいた渡邉がワンタッチでゴールに流し込み失点。。。

【87分・失点シーン】
札幌の左サイドでボールを持たれ中央に折り返された後、ペナルティエリア手前のウェリントンにボールを出されるとウェリントンはかかとでペナルティエリア内にボールを出す。
そのボールが渡邉に渡りシュート、失点。。。。



試合のポイントまとめ


しばらく負けなしが続き3位の札幌と、ポドルスキがいなくなりウェリントンと渡邉千真の2トップがハマりはじめた神戸の一戦は惨敗。

この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:サイド崩壊】
この日の札幌のシステムはいつもの3-4-2-1。
対する神戸は前節から4-4-2。
札幌はしばらく4-4-2相手にはあまり良いイメージがないんですけど、この日も同じでした。

神戸は攻撃時、サイドハーフが札幌最終ライン近辺に張り、サイドバックが札幌の中盤あたりまで進出するスタイル。
対して札幌は守備時は基本的にWBが最終ラインまで下がって5-2-3になります。

札幌は守備時、都倉、チャナティップ、三好が神戸の4バックを見るような形なんですけどどういう分担かイマイチ不明。
都倉が神戸のセンターバック、チャナティップか三好がもう1人のセンターバックを見て、余ったどちらかがどっちかのサイドバックを見る、、、そんな感じでした。
ただ、札幌の前線の守備はあまり集中力がなく、神戸の2人のセンターバックだけでボールを左右に散らせる余裕がありました。

これによりどちらかのサイドにボールを振られると、この時点でサイドバックはフリーの状態である程度の位置までボールを運べます。
このまま進まれては危ない、と札幌のWBが神戸のサイドバックを止めに前に出ると、今度は最終ラインで神戸のサイドハーフが余ってしまう事象が発生。
神戸はサイドバックからボランチ、サイドハーフへと簡単にパスを回されゴール前にボールを入れられる状況が頻発します。

特にこれは札幌の左サイドで起こっていて、駒井は常に2人または3人をサイドで相手しなければいけない状況に陥っていました。
札幌はサイドの奥深くまで侵入を繰り返される攻撃に手を焼き、徐々に最終ラインが下がっていきました。
また神戸は序盤からロングボールを多用しウェリントンに競り勝たせる攻撃を繰り返しており、これも札幌の最終ラインを下げる効果大でした。

これにより前線3人と最終ラインの間隔が試合開始数分後から広がっていき、せっかくボールを跳ね返してもセカンドボールを奪えず、または最終ライン近くでボールを奪っても前線との距離が長いためにパスを出しても簡単に防がれ2次攻撃、3次攻撃を喰らい続けます。

守備一辺倒になればいつかは崩壊します。
1失点目は個人能力の差でしたが、2失点目はサイドが崩壊し最終ラインを下げられまくった挙句の失点で「あーぁ、、、」という言葉しか出ないものでした。

今季、相手がサイドでシステムのかみ合わせで数的優位を作った時の対処方法はまったくないままここまで来ましたが、今回もそのまま放置しそこを突かれ失点を重ねた、、、そんな試合でした。
中断期間でここらへんは良くなるのかなぁ。。。
ミシャ式って本来「4バックの相手に大ダメージを与える戦術」だったはずですが、少なくとも札幌でのミシャ式は「4バックの相手にてんてこまいになる戦術」という感じです。


【ポイント②:FW能力の高い選手に弱い
神戸は前節に引き続き、ウェリントンと渡邉千真の2トップ。
この2人、決定力に優れたFWとして非常に優秀な選手です。
しかもウェリントンは身体能力もかなり高い選手です。

対して札幌の最終ラインはミンテ、進藤、福森の3人。
この3人は純粋なセンターバックの能力では「堅守」と言われるほど高くありません。
今までの札幌は崩される場面は何度となくありましたが、それをソンユン含む個人の身体能力でカバーしてきました。

しかし今回は今までのやり方ではまったく通用せず。。。
1失点目と3失点目は、今まで身体能力のみで戦ってきたミンテ以上の身体能力を持つウェリントンにミンテが完敗し喫したものです。
もし、ミンテにセンターバックとしての能力がもっと備わっていれば、そして経験があれば、ウェリントンのマークをあんなに簡単に外さなかったでしょうし、身体能力の高いウェリントン相手に高さの真っ向勝負は挑まなかったでしょう。

また、2失点目、3失点目は全員がボールを見てしまったがために2人目、3人目の動きに反応できず簡単にシュートを打たれています。

今季の札幌はミンテを中央に配す布陣にしてから、FWとしての能力が高い、FWらしい動き出しをする選手に弱いです。
神戸はそんな選手が2人もいるわけですから、2失点ずつ喫したのは納得と言えば納得です。

今までソンユンの神懸ったセーブや、宮澤の気の利いた守備によって失点が少なく済んでいましたが、ごまかしの効かないFW相手だとこうも簡単に失点する、という事を思い出す事ができました。
今季はミンテ、進藤、福森のスタメンでしょうが、ミンテや進藤が劇的に成長しない限りは、来季に向けてはセンターバックの補強は必須でしょうね。

今まで隠れていた弱点が露わになって、その点は良かったな、と思います。


【ポイント③:2人の退場】
この試合、ミンテと宮澤が退場処分となりました。
松尾一主審に対して「誤審だ」「厳しすぎだ」という声もあるようですが、どのプレーもカードが出てもおかしくないプレーでした。

特にミンテは自分の身体能力でどうにもならない相手だとラフプレーを頻発するクセがあるのは去年からの傾向です。
このあたりも経験不足から来ているのでしょうねぇ。
何とか巻き返そう、という中でのミンテの退場、、、これは相当痛かったですね。
エネルギーが攻撃だけに注ぎ込めなくなったのですから。

そして宮澤の退場。
これも、あの場面で足裏を見せてのタックルは不用意でしたね。
宮澤が退場した事により、もはや攻撃するエネルギーがなくなり残りの20分は虐殺を逃れるだけの状況となってしまいました。

序盤に2失点を喫し、さらに「後半から巻き返そう」とエネルギーを使って惜しいところまで行った直後の3失点目後、札幌の選手は明らかに冷静を失っていました。
3失点目を喫してからカード5枚。
そのどれもが「出されてもおかしくないよね」というシチュエーションのもの。

もう少し冷静に戦えていれば、1点差ぐらいまでは詰め寄る事ができたのではないでしょうか。
まだまだ長いリーグ戦、得失点差のマイナスを減らす戦い方、そして次戦にダメージを残さない戦い方も必要なのですが、まだまだですね。



この試合は完全に「力負け」
「ACLだ」とか「上位争いだ」とか浮かれていましたが、少し歯車が狂うだけで大敗してしまうようなチームなんですよね、まだ。
地に足をつけてまずは「J1残留」を着実にクリアしていきたいですね。



個人的MVP


ソンユン選手です。


今日もソンユンは厳しい戦いの中、何度も失点のピンチを救ってくれました。
もしソンユンじゃなかったら、4失点では済まなかっただろうし、もしこの試合、6失点も7失点もしていたら一気にチームが崩壊する危険だってあったわけです。
まさに救世主だと思います。
ワールドカップのメンバーからは外れてしまいましたが、中断明けも活躍を期待しています。



個人的ワースト選手


ミンテ選手。

1失点目、3失点目でウェリントンに簡単に競り負けて失点の原因を作ってしまい、2失点目に関してもミンテがボールウォッチャーになっていてウェリントンをフリーにしてしまった事が原因。
さらにラフプレーで退場ですから、今季、今までのワースト選手の中でも最悪です。

ミンテの悪い部分が全て出た、そんな感じですね。

もっと真剣にセンターバックとしての動きを習得しなければ、いずれスタメンから落ちる可能性だってあります。
もう今回の事がないようにしてほしいですね。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①後半の進藤、シュート外した後のオーバーリアクションは都倉に勝ってる!

②今年のジェイは「ここぞ」という場面でシュート外すよね!

③都倉は今日どっかに居たっけ?

④福森はセットプレーで思いっきりジェイや都倉を狙って欲しい!去年とは違う事をしすぎて得点から遠のいてる。

⑤ミシャと四方田さんは早急に4バック対策を考えてほしい。ハーフタイムの話し合いは何してたんだろうね。


こんなところでしょうか。
さて、この試合の後はしばらく中断。

この中断期間に今まで出た弱点を克服する事を期待しています!ミシャ式のレベルアップはそんなに期待していない!!!

【J1第14節】FC東京戦短評

★J1第14節★

【会場】
味の素スタジアム
(東京都)
2018年5月13日16:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 0-0 FC東京

【得点】

20180513222459
20180513222513

J1残留まであと:勝ち点8(2勝2分相当)



スタメン・ベンチ・途中交代


20180513222527
20180513222539

札幌のシステムは3-4-2-1。
CBは右から進藤、ミンテ、福森。
ボランチは右から宮澤、深井の2ボランチ。
WBは右に駒井、左に菅。
2シャドーは右に都倉、左にチャナティップ。
1トップはジェイ。

三好は累積警告のため出場停止。
ジェイが久々に復帰、即スタメン。



得点・失点まとめ




試合のポイントまとめ


試合開始前の時点で3位の札幌と、2位のFC東京による上位決戦は引き分け。

この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:右サイド停滞】
この試合、出場停止の三好に代わり右シャドーに入ったのは都倉。
しかしこれがイマイチでした。
試合を通してちょいちょい裏抜けなどありましたが、全体的には都倉が原因で右からの攻撃が停滞していました。
三好がいる場合は、三好がボールをキープし時間を作り、その間に駒井が上がり、駒井にボールを渡して三好が動く事で駒井のコースを作ったり、または三好が再度ボールを受けて持ち上がるなど、基本的には2人で右サイドを攻略していました。

しかし三好の位置に都倉が入ると、慣れないコンビネーションの問題もあるかもしれませんが、こういう働きが消滅。

都倉はボールを受けるとすぐに他の選手に渡してゴール前に進出してしまうので右サイドは駒井1人。
駒井は最初はなんとか1人で打開しようと試みますが、まぁ無理ですよね。
もう少し都倉が駒井のサイドに寄ってパス交換や囮になる動きができればいいんですけど、、、まぁその期待も無理ですよねぇ。
都倉の動きや、ミシャ監督が終盤まで修正してきていない事から考えても、都倉は三好の代替の動きとしては考えられていないように感じました。
するとどうやって右サイドを攻略する予定だったのかがとても謎です。

すると右サイドにボールを出しても戻ってくるだけなので、必然的に攻撃は左サイドに偏ってしまいます。
前半はそれでも菅やチャナティップ、福森の動きにFC東京の選手が付いていけず、チャナティップが選手を引っ張り菅のルートができ、そこからクロスを上げられなくても、その間に福森が上がってきてそこからクロス、というパターンで攻撃ができていました。
でも左一辺倒だとさすがに中央は対応に慣れてしまって、なかなか崩せず。

後半になると主に宮澤が駒井のサポートに入る事が増え、それにより駒井が右サイドの深くまで侵入する場面が増えましたが、全体的には右サイドは停滞していた、と言っていいと思います。

三好の存在の大きさを改めて感じた試合になりました。


【ポイント②:ツインタワー不発
ジェイの復帰により復活した、ジェイ都倉のツインタワー。
雨も降ってスリッピーになっているし、これは『高さの暴力』で殴りまくって去年の再来を目指す作戦かなと期待しましたが、結果は不発。

主因はジェイ。
ジェイは久々の実戦にもかかわらずいきなりスタメンだったため、試合勘が取り戻せておらずFC東京の素早い寄せにかなり苦戦していました。
そのため、普段のジェイなら軽々とロングボールを収められる場面でもなかなかボールを収められず、起点になる事ができませんでした。
また、チャナティップとのボール交換でも、崩しに参加する、という感じではなく、とりあえずボールを散らす、という状況に終始。
クロスがゴール前に入っても、基本的には森重をかわす事ができず潰されていた印象です。
スタメンはさすがに早かった気がします、動き的に。

また、都倉もクロスが入ると基本的にジェイと被る位置で待っていて、ツインタワーの効能の一つであるマーク分散の恩恵を自ら放棄するような状況でした。
都倉は今調子が良いのと、しばらく1トップの位置でやっていたので、体がそういう反応をしちゃうんでしょうねぇ。。。

途中で完全な2トップにすれば、役割分担がより明確になって相手に脅威を与える事ができていたかもしれませんね。


【ポイント③:ガバガバの中盤】
比較的序盤から、札幌は「都倉やジェイを狙いたい」という意図でロングボール。
FC東京は「永井やオリヴェイラで裏を狙いたい」という意図でロングボール。
どちらもロングボールが多い展開でした。
体力のある序盤は別として、徐々に最終ラインが押し下げられ間延びするような状況に。

すると、基本的に攻守ともに中盤が薄くなりがちな札幌は大苦戦。
ロングボールを跳ね返しても、中盤には宮澤と深井しかいないためセカンドボールが回収できず、一度ハマッてしまうとしばらくFC東京のターン、という状況が続きます。
この状況で何度も波状攻撃を喰らいましたが、ここで失点しなかった事は大きかったですね。
もしこの状況で失点していたら、大量失点もあり得る内容でした。

ただ、この状況で後半になると、意識的に思い切って最終ラインを押し上げる事に成功した札幌が、ずっと下がり続けているFC東京を横目に、中盤でボールを持ち上がる回数が増えていきました。
この状況で厚みのある攻撃ができていたのですが、サイドからのクロス精度が雨の影響からか悪く、良いボールをゴール前に供給できず、決定機をほとんど作る事ができず終了。


大雨が降る中の上位対決。
肉体的にも精神的にも難しい試合でしたがアウェイで勝ち点1は妥当な結果だという印象です。
どちらも勝ちきれなかった、そんな試合でした。



個人的MVP


ソンユン選手です。


いつもビッグセーブでチームを救ってくれるソンユンですが、今回も救ってくれました。
後半の「これは絶対に失点したな」という1対1の場面、足でボールを弾き出しピンチを回避。
もしあそこで失点していたら、確実に負けていた事でしょう。

さらに、永井とオリヴェイラめがけて相手最終ラインから蹴りだされたロングボールを、良いタイミングで飛び出しボールをクリアしてくれた事も大きな活躍でした。
もし飛び出さずにいたら、永井にボールを回収され何度もピンチを招いていた事でしょう。

今日はソンユンの活躍が目立った試合でした。



個人的ワースト選手


ジェイ選手。

復帰後即スタメン、というなかなか厳しい状況でしたが、開始早々のビッグチャンスを外してしまったのは痛いですねぇ。
それ以外にも、ボールを収められない、そもそも動きが遅くてボールに絡めていない、中央で高さで負けている、というジェイの良さがまったくでていませんでした。
まぁここからコンディションを上げていってくれれば去年同様の活躍は期待できますが、今回はガッカリでした。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①山本雄大主審はなんであんなにコーナーキックで笛吹きまくりなの?

②FC東京の選手、ハンドでPKの場面あったよ!

③進藤は体に手がくっついてるからハンドじゃない、セーフ!

④福森はなんでコーナーキック時に素直に高いボール上げなかったんだろ?

⑤石川が入ると守備は締まるよね。

⑥実況の「クソンヨン」「名古屋ボール」「室井」というナチュラルな間違いがすごくモヤモヤ。

⑦今日の深井、なかなかテクニック見せてて面白かった!


こんなところでしょうか。
さて、次節もアウェイで神戸戦。

イニエスタ来るかどうか知らんけど、とりあえず大物がいない間にビシッと勝って中断期間に入ろう!!!

【J1第13節】ガンバ大阪戦短評

★J1第13節★

【会場】
札幌厚別公園競技場
(北海道)
2018年5月5日14:00キックオフ

【スコア】
 コンサドーレ札幌 2-0 ガンバ大阪

【得点】
(札幌)39分 深井
(札幌)72分 都倉

20180506212320
20180506212330

J1残留まであと:勝ち点9(3勝相当)



スタメン・ベンチ・途中交代


20180506212342
20180506212353

札幌のシステムは3-4-2-1。
CBは右から進藤、ミンテ、福森。
ボランチは右から宮澤、深井の2ボランチ。
WBは右に駒井、左に菅。
2シャドーは右に三好、左にチャナティップ。
1トップは都倉。

前節出場停止だったミンテが復帰。
また、前節休養のためベンチ外だった三好、チャナティップ、都倉がスタメンに復帰。

後半、三好に代えて荒野を投入し数分後、3-5-2のような布陣へ変更。
中盤は荒野を中盤の底に置いた3ボランチのような形。
さらに、菅に代えて石川を投入すると、今度は4-4-2のような形に。
ただし、全体的に曖昧ではある。



得点・失点まとめ


【39分・得点シーン】
札幌が最終ラインからのビルドアップ。
ガンバが全体的に下がりガラ空きになった中盤を深井がドリブルで持ち上がる。
センターラインを越えたあたりで三好にスイッチし深井はそのまま前線へ。
三好は左サイドを駆け上がっていた菅にパスを通すと、菅はなんとかゴールライン手前でキープし、同じく左サイドを上がっていた福森へバックパス。
福森はダイレクトでゴール前にボールを上げると、ニアで待っていたチャナティップが相手選手と競り合い、こぼれたボールを隣で待ち構えていた深井がボレーシュートを放ちゴール!


【72分・得点シーン】
ソンユンのゴールキックからのスタート。
ボールが右サイドに入り、そこから数度ボールの蹴り合いに。
最終的には都倉がキープし右サイドで駒井にボールを渡す。
駒井は右サイドで仕掛け荒野に渡すと、荒野はチャナティップとのワンツーで一気にゴール前へ進出するが、ワンツーは少しずれ相手GKの前へ。
しかし相手GKがキープできずにいると荒野が回収し走り込んでいた駒井へバックパス。
駒井はダイレクトでシュートを打つがブロックされ、もう一度駒井の前へボールがやってくる。
相手GKは駒井の前に出たまま。
駒井はふんわりとしたクロスをゴール前に上げると、都倉がバイシクルシュートでゴールに流し込み追加点!!



試合のポイントまとめ


試合開始前の時点で3位につけている札幌と、降格圏に沈んでいるガンバ大阪の一戦。

この試合のポイントは3つ。


【ポイント①:サイドが空くガンバ】
この試合の前半は札幌が支配していました。
その要因はサイド。
ガンバ大阪は試合開始時、4-3-3のフォーメーション。
中盤は遠藤をトップ下に置き、マテウス、今野の2ボランチの状態でした。
ガンバの2ボランチは、守備時はボールサイドに寄ってボールの進路を防ごうとしますが、2人しかいないため、当然ボールとは逆サイドががら空きになります。
また、ガンバの最終ラインも守備時は全体的にボールサイドに寄るのですが、逆サイドが慢性的にがら空きになっています。
特に藤春のいるガンバの左サイドは「守備するつもりあるのかな?」というぐらい広大なスペースを作り続けていました。

このスペースを執拗に突き続けたのが前半の札幌。
最初は最終ラインの裏にボールを供給していましたが、途中からこのサイドが空いている事を察知。
ボールを組み立てている時は三好がガンバのボランチ脇まで下がりボールを受け、そこから攻撃を展開。
または、左サイドでガンバの選手を引きつけ、一気にサイドチェンジして駒井が藤春の裏を狙い続ける、という攻撃を続けガンバは札幌の攻撃を食い止める事で精いっぱい、徐々にガンバの最終ラインが下がり続け中盤の支配率が下がり札幌がセカンドボールを回収し二次攻撃、三次攻撃へ、という好循環が生まれます。

前半途中からガンバは守備時に遠藤をトップに上げ、3トップの両サイドを下げて対応しようと試みますが、下がり続けた中盤を回復するまでには至らず、またこの対応も中途半端で中央に寄りがち。
この流れの中で深井のゴールが生まれます。

攻撃に特徴のあるガンバを、攻め続ける事によって良さを発揮させなかった事は大きかったですね。


【ポイント②:サイドが空く札幌
後半になると形成は逆転。
ガンバは後半開始時より4-4-2のフォーメーションに変更し、攻勢に出ます。
前半は札幌が2ボランチの脇を狙って攻撃を展開しましたが、後半はそれをガンバが実践。
札幌の2ボランチの脇にガンバのサイドハーフが待ち構え、ボールを動かしながら主に札幌右サイド側のサイドハーフにボールが入るとこれが攻撃のスイッチ。
サイドハーフがボールを保持している間にガンバのサイドバック、札幌右サイド側だと藤春が一気に駆け上がり、サイドで2対1の状況を作られます。
当然、駒井だけでは対応ができないため進藤もサイドに流れますが、すると今度はガンバのサイドハーフが進藤が抜けた間に走り込み、ここにボールを入れられると一気にピンチに。
これを何度か続けられ、宮澤がカバーにサイドに流れますが、すると今度は中盤ががら空きになり、逆サイドまで振られるとこれまた一気にピンチに。

この時にガンバに何度も決定機を作られますがここで失点しなかった事は非常にラッキーでした。
もしこの時間帯に失点していたら札幌は一気に混乱し、対応する前にさらに失点していた事でしょう。

この状況を見た札幌のベンチは、後半早々に荒野を投入。
投入直後は三好の立ち位置でしたが、ガンバの米倉が痛んでいる間に陣形を修正。
荒野を中央に置き、右に宮澤、左に深井を置く3ボランチとします。
これでサイドは3ボランチのサイド側とWBの2人体制となり、これでようやくサイドに蓋をする事ができました。

これで守備が落ち着いた札幌は、主に駒井が積極的な飛び出しを見せるようになり、前半同様穴になっている藤春の裏を狙い駆け上がり、結果的にはそこからの展開で追加点。
追加点直後に石川を投入し4-4-2のような形に再変更し試合を終わらせます。

最近毎回書いているように思いますが、ミシャ監督って頭が固くて自分のやり方を変えないイメージでしたが、相手の変化に即座に対応し、ミシャ式を捨ててまで勝利に向かっていく感じがとても意外です。
四方田コーチの影響がかなり大きいんでしょうかね?


【ポイント③:ダメ押しのバイシクル】
サイドを塞ぎ何とかガンバの攻勢を凌いだ札幌でしたが、再度攻勢に出た時間帯に都倉が追加点を決めた事は非常に大きかったですね。
荒野がガンバの選手を押し倒したんじゃないか、都倉がオフサイドなんじゃないか、都倉のバイシクルは危険なプレーだったんじゃないかなどなど言われていますが
審判がゴールと言ったらゴール!!!
ここで追加点が入った事で札幌は勢いを盛り返し、冷静に試合を終わらせに向かう事ができましたが、もしこの追加点が取り消しとなっていたら、ガンバが盛り返していたでしょう。
そうなったらこの試合、どうなっていたかわかりませんでした。
都倉のこの追加点は、この試合の勝利に向けて非常に大きなポイントでした。



個人的MVP


深井選手です。


私は深井が大好きです!
その大好きな深井が先制点を挙げた!
これはMVPでしょ!!!

最近は宮澤とのバランスもかなり良くなり、攻撃時は前線に気の利いたパスを送る回数が増え、守備ではガンバの倉田をしっかり潰し前半は仕事をさせませんでした。
後半、走力が落ちて来たところとガンバの攻勢が重なり存在感が薄くなりましたが、ボランチに深井がいる事の安心感は試合毎に増しています。
得点直前、座り込んでしまった時はドキドキしましたが、これからも無理はせずに頑張って、今年こそはシーズン通して怪我せず活躍して欲しいです。
とにかく大きな怪我だけはなく!!!



個人的ワースト選手


えー、誰だろ。。。

最終ラインでミスをしたミンテとか、奪われて危うく失点の場面を作った菅とか、これまた引っ掛けられて危うく失点の場面を作ったソンユンとか、視野が狭くて囲まれてもキープし続けて奪われる三好とかいたけど、でもことさら悪かったわけじゃないので、今回は該当なしで。


 

その他のトピック


今回のほかのトピックは以下の通り。

①ガンバのみなさん、得点は得点です!

②遠藤はさすがに衰えたよねぇ。。。

③今野は損な役回りしてるっぽいね、、、札幌帰っておいで!

④福森は風が吹いても正確なキック蹴るなぁ!

⑤厚別の芝にみんな滑りまくり。

⑥菅も進藤も良いクロス入れるようになったよねぇ。

⑦手倉森氏、都倉の代表入りに言及!これは代表あるやで!!!


こんなところでしょうか。
さて、次節はアウェイでFC東京戦。

2位3位直接対決!勝てば2位!!!こんなシチュエーション、一生に一度あるかないかだからしっかり勝とう!そろそろジェイと都倉の高さの暴力が見たい!都倉は森重を粉砕して代表アッピールしなきゃ!!!
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